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ラデツキー行進曲(下) 岩波文庫
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ラデツキー行進曲(下) 岩波文庫

ヨーゼフ・ロート(著者), 平田達治(訳者)

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ラデツキー行進曲(下) 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2014/08/21
JAN 9784003246245

ラデツキー行進曲(下)

¥990

商品レビュー

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2020/11/23
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オーストリア皇帝の命を救った「ソルフェリーノの英雄」の息子と孫の,オーストリア=ハンガリー帝国末期における姿を描いた大河ドラマ. 実直で尊敬を受ける官僚である息子と,落ちこぼれ(であるが祖父のかつての威光で将校になっている)の孫の周りで,多民族国家である古き良きオーストラリアが少しずつ瓦解してゆく.オーストリアの終焉は,直接には皇太子のサラエボでの遭難をきっかけに始まった第一次大戦によるものだが,この本の中では帝国そのものであった皇帝の死,さらに主人公のトロッタ一族(かつて皇帝の命を救った)の死と時を同じくしている.

Posted by ブクログ

2016/07/03

戦場で皇帝の命を救った功により、貴族に名を連ねたトロッタ家3代の物語。作者は、最晩年のハプスブルグ帝国を、形としては存在していたが実質的には崩壊していたものとして描く。退廃した軍隊、惰性的な不倫、胸のすくようなエピソードはほとんど登場しない、憂鬱な小説。 その祖国が名実ともに失わ...

戦場で皇帝の命を救った功により、貴族に名を連ねたトロッタ家3代の物語。作者は、最晩年のハプスブルグ帝国を、形としては存在していたが実質的には崩壊していたものとして描く。退廃した軍隊、惰性的な不倫、胸のすくようなエピソードはほとんど登場しない、憂鬱な小説。 その祖国が名実ともに失われた後、ナチスの台頭するベルリンで書かれたのが本書だという。民族主義の禍々しい力が、前世紀の爛熟した他民族国家の姿を照射している、と解説にある。

Posted by ブクログ

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