モンスターズ 現代アメリカ傑作短篇集

B.J.ホラーズ(編者), 古屋美登里(訳者)

• 販売会社／発売会社: 白水社
• 発売年月日: 2014/08/01
• JAN: 9784560083826

商品レビュー

2024/06/30

モンスターをテーマにしたアンソロジー。なのでジャンルとしてはホラーといってもいいのだと思いますが。それほどホラーっぽい作品は多くなかったかな？　どこかしらシュールでユーモラスな作品が多かった印象です。
お気に入りはベンジャミン・パーシー「泥人間」、アリッサ・ナッティング「ダニエル」。どちらもこの本の中でいちばん怖いと感じたのですが。でもその怖さはモンスターそのものではなく、登場人物の置かれた状況であるような気がしました。そして怖いと同時に、それ以上に切なく感じます。あの立場にはなりたくないなあ、と。

2019/10/14

[出典]
https://twitter.com/dempow/status/1161965783569747968

2019/02/10

いくらジャガイモが好きでも、ジャガイモ料理フルコースを出されたらどうだろう。もくもくもそもそ。あんまり好きじゃなくてもキュウリやレタス、魚など、違った歯触りの食品が食べたくなるだろう。そんな感じだ！お互いが相殺しあってるんだ！どれも同じに感じられて見分けがつかない！

他のオムニバスで知ったアリッサ・ナッティングが書いた本はないんかね、と捜したら、一編だけ入っていたのよ。「現代アメリカ傑作短編集」とあるが、傑作ではないだろう！そこそこや！最後のモスマンの漫画が一番良かったです。