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緋の天空
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2014/08/26 |
| JAN | 9784087715682 |
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緋の天空
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商品レビュー
3.1
14件のお客様レビュー
本書は、光明皇后の生涯を描いた物語である。夫である聖武天皇は東大寺の大仏建立で知られるが、その背景には皇后の強い意志があったとされる。 現代において、仏教は初詣や葬儀といった生活習慣の一部として受け止められている。しかし奈良時代において仏教は、単なる信仰ではなく「鎮護国家」のた...
本書は、光明皇后の生涯を描いた物語である。夫である聖武天皇は東大寺の大仏建立で知られるが、その背景には皇后の強い意志があったとされる。 現代において、仏教は初詣や葬儀といった生活習慣の一部として受け止められている。しかし奈良時代において仏教は、単なる信仰ではなく「鎮護国家」のための装置であった。国家の安泰や社会の安寧を支える、いわば当時の“最先端技術”として位置づけられていたのである。そのため仏教は国家の庇護を受け、僧侶もまた体制の一部として組み込まれていた。 同時にこの時代、日本は律令国家として中央集権体制を確立しようとしていた。その中心にいたのが、藤原不比等であり、彼は光明皇后の父でもある。 華やかな天平文化の裏側で、現実は苛烈であった。政変、飢饉、災害、そして天然痘の流行――人々は常に不安と隣り合わせに生きていた。そうした時代だからこそ、仏教への帰依は切実なものであったのだろう。 その中で光明皇后が行ったのが、貧者救済のための悲田院、医療施設である施薬院の設置である。国家仏教の理念を、具体的な「施し」として体現した存在であったと言える。 本書は、そうした時代の中で、信仰と政治の狭間に立ちながら、人々を救おうとした一人の女性の姿を描き出している。
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2022.03.01 「美しき国」を目指す心持ちに現在があるように感じる。 いつの世もどの国にもこのような争いがある。しかし、トップ君臨が長すぎると「良い国」にはならない。芯は通すも権力に溺れないと言うことだろう。
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奈良って、歴史の中で個性的な香りがすると思っています。 人物で善悪が変わるところが歴史の醍醐味というのか、人間が欲や葛藤渦巻く中にいる感覚、それがいい塩梅で表現されていると感じました。 また歴史は女性の活躍ってどうしても制限されるというのか、価値観が違うから突出してこないというの...
奈良って、歴史の中で個性的な香りがすると思っています。 人物で善悪が変わるところが歴史の醍醐味というのか、人間が欲や葛藤渦巻く中にいる感覚、それがいい塩梅で表現されていると感じました。 また歴史は女性の活躍ってどうしても制限されるというのか、価値観が違うから突出してこないというのか。 その中でも武将の妻とは違う女性像というのもおもしろい。
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