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10万人を超す命を救った沖縄県知事・島田叡 ポプラ新書039
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
| 発売年月日 | 2014/08/04 |
| JAN | 9784591141250 |
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10万人を超す命を救った沖縄県知事・島田叡
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10万人を超す命を救った沖縄県知事・島田叡
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商品レビュー
4.2
14件のお客様レビュー
杉原千畝が広く知られるようになったのは、テレビ番組「知ってるつもり?!」で取り上げられてからだったと記憶しています。その例にならえば、島田叡もこれから多くの人に知られる存在になるかもしれません。本書は、テレビ未来遺産「終戦」特別企画・報道ドラマ『生きろ〜戦場に残した伝言〜』として...
杉原千畝が広く知られるようになったのは、テレビ番組「知ってるつもり?!」で取り上げられてからだったと記憶しています。その例にならえば、島田叡もこれから多くの人に知られる存在になるかもしれません。本書は、テレビ未来遺産「終戦」特別企画・報道ドラマ『生きろ〜戦場に残した伝言〜』として放送された内容を書籍化したものだからです。 杉原千畝も島田叡も官僚でした。官僚は本来、歴史をつくり出す人々を支える黒子に徹する存在です。ところが後世の人々は、彼らを歴史の表舞台へ引き出し、光を当てようとします。高級官僚でありながら、国家目標とされる「庶民とともに生きる」という観点から見れば、彼らはむしろ矛盾を抱えた存在だったからです。 国家の目標と国民の幸福とが一致した国は、人類の歴史にあったのでしょうか。歴史家ギボンが「人類が最も幸福だった時代」と評した古代ローマ帝国でさえ、そうだったのでしょうか。私には、国家の指導者や一部の人々が、名もない庶民の富を収奪してきたこともまた、人類の歴史だったように思われます。 私は現在の日本政府を信頼していません。政局はいま、年末の総選挙へと突き進んでいます。安倍首相は消費税率引き上げの先送りについて国民に信を問うと言いますが、これはあまりにも不自然です。信を問うのであれば、集団的自衛権の行使を閣議決定によって可能にしたことこそ問うべきでしょう。いま総選挙を行えば、与党の勝利は明らかです。その結果をもって、安倍首相が国民の信任を得たという大義名分のもと、国民の実感からかけ離れた政策を実施することは、火を見るよりも明らかです。こうした分かりきった構図を報道しないマスコミにも、私は疑問を抱きます。 ――と、ずいぶん脇道にそれてしまいました。私が言いたかったのは、時流のなかでつくられる気分や雰囲気に抗い、個人の信念に基づく行動を貫くことが、いかに難しいかということです。 内務官僚・島田叡は、終戦間近の沖縄で、「一億玉砕」の世論のなかでは非国民と非難されかねない言葉――「生き延びるのだぞ」――を、相手を問わず言い聞かせました。 本書から私たちは、二つのことを学ぶことができます。 第一に、沖縄戦は国内で戦われた唯一の地上戦であり、非戦闘員を巻き込んだ、きわめて悲惨な戦いでした。私たちは、このような愚かなことを二度と繰り返してはならないと、肝に銘じなければなりません。 第二に、国中が戦争という極限状況、いわば集団ヒステリーに陥ったなかにも、ヒューマニストとしての信念を貫いた人がいたということです。私たちは、その姿勢を見習わなければなりません。島田が信念を貫くことができたのは、日頃からの人格錬磨の賜物でした。その人格がどのように形づくられたのかは、私たちにとって大いに参考になります。
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お国のために命を捧げろと言われた時代に「生きろ」 と説いた4ヶ月だけの知事。その人柄を追いながら、戦中の沖縄が書かれていて。それを語り継ぐ人たち。だからしてた子の史実。涙止まらなかった。
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太平洋戦争における沖縄戦を扱った書籍は多数あるが、当時の軍部、県民が主体で書かれたものが多いように思う。本書は県知事にスポットを当てて描かれており、県政の面からも非常な選択を迫られた知事の心境などに迫るものとなっている。 軍部との狭間で苦しんだ状況がよく伝わってきて内容は非常に興...
太平洋戦争における沖縄戦を扱った書籍は多数あるが、当時の軍部、県民が主体で書かれたものが多いように思う。本書は県知事にスポットを当てて描かれており、県政の面からも非常な選択を迫られた知事の心境などに迫るものとなっている。 軍部との狭間で苦しんだ状況がよく伝わってきて内容は非常に興味を持てた。知事の経歴や性格を理解した上で、一つ一つの選択と行動の理由がわかる。何より県民を守りたい、一人でも多く救いたいという島田知事の行動には感動を覚える。忘れてはならないのは、多くの軍部、県民に死者が出たと言う表面上の惨禍として捉えるだけでなく、一人一人生きるために必死であったことを忘れてはならない。物語は全ての個人に存在する、この事を改めて強く認識させられた。
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