商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | かもがわ出版 |
発売年月日 | 2014/08/01 |
JAN | 9784780307139 |
- 書籍
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憲法の「空語」を充たすために
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憲法の「空語」を充たすために
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商品レビュー
4.5
21件のお客様レビュー
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自民党の集団的自衛権を容認する安全保障関連法案に反対しても、この度の「国葬」をめぐる議論で反対の声を上げても、衆参多数を保持する自民党が、ともすると憲法を無視するかのようなふるまいをしている現状を止めることができません。 そもそも、日本人は本当に「日本国憲法」をどのようにとらえているのでしょうか。 「GHQにより押し付けられた、改訂すべきもの」なのか、「9条に代表される、守るべきもの」なのか。 いずれにしても、決して「身近な存在」とはとてもいえない、憲法という存在について、新たな視点を提供してくれる書籍です。 単純に「政治に興味を持とう」と意識することを呼びかけるのではなく、「なぜ政治に興味を持てないのか」ということを、わかりやすく分析しています。 そもそも「ねじれ国会」を異常だとする世論こそが異常であるという指摘や、グローバル化やそれと同時に進む(と思われている)「ナショナリズムの台頭」についての分析は非常に興味深いものがありました。 書籍自体のページ数も多くなく、簡単に読むことができます。 他国と比較して、「なぜ日本人は憲法をこれほどまでに軽視するのか」という考察は目からうろこが落ちました。
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安定の内田節。 内田樹を読んだことがなくて、改憲の是非についてメディアに流布されている議論の全てに「そういうことじゃなくない?」と思ってる人に、特に薦めたい。 「憲法」の「空語」を「満たすために」。 そのタイトルを見ただけで、一体どれだけの人がその真意を汲み取れるだろうか。内田...
安定の内田節。 内田樹を読んだことがなくて、改憲の是非についてメディアに流布されている議論の全てに「そういうことじゃなくない?」と思ってる人に、特に薦めたい。 「憲法」の「空語」を「満たすために」。 そのタイトルを見ただけで、一体どれだけの人がその真意を汲み取れるだろうか。内田老師の凄みと愉快さは、このタイトルで既に炸裂しているのだ。 とはいえ、個人的には、内田先生の本はたくさん読んでいるので、目新しいものは無いです。
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日本国憲法は国民が主体であり、主語である。その事実を明らかに説いた本。 安保法案可決で安倍政権が憲法解釈をねじ曲げたり、議員から法律軽視の発言が飛び出したり、憲法に対する扱いが疎かになっている現状を憂いた。 あまりに酷い負け方のために、日本で敗戦責任をとる主体があいまいになり、そのために憲法に脆弱さがあると指摘。 自民党改憲派は、革命に成功してもいないのに革命した者だけがなしうる憲法改定を行う事で、国を乗っ取った気分でいる。 安倍内閣が成し遂げようとしていることは、グローバル化人材の美名のもとに、日本語、日本の文化、地元密着産業の破壊。ほんとうにそうだと思う。 自民党は選挙で国民の真意を問うという手法で、安保法案への傾向を、国民に責任を負わせようとしている。いま、ネット上にある気持ちわるい安倍シンパのやり口がよくわかる。
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