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新宿鮫 新装版(7) 灰夜 光文社文庫
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新宿鮫 新装版(7) 灰夜 光文社文庫

大沢在昌(著者)

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新宿鮫 新装版(7) 灰夜 光文社文庫

836

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2014/08/07
JAN 9784334767921

新宿鮫 新装版(7)

¥836

商品レビュー

4

16件のお客様レビュー

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2023/11/30

kindleで再購入で再読了 何年振りかで読み直して驚いた この作品シリーズでは異色なんだけど こんなに面白かったんだと改めて好きになった

Posted by ブクログ

2023/05/05

偶々眼に留めて愉しく読了した作品が“シリーズ”であったので、読了した作品より以前の作品で面白そうなモノを探した。そして見付けて入手したのだが、紐解き始めると面白いので少し夢中になった。休日の昼頃に読み始め、翌朝に迄時間を設けて続きを読み、素早く読了に至った。言葉を換えると、そう「...

偶々眼に留めて愉しく読了した作品が“シリーズ”であったので、読了した作品より以前の作品で面白そうなモノを探した。そして見付けて入手したのだが、紐解き始めると面白いので少し夢中になった。休日の昼頃に読み始め、翌朝に迄時間を設けて続きを読み、素早く読了に至った。言葉を換えると、そう「させてしまう…」モノが在る。 本作では主要視点人物が「何時もの場所」から偶々離れた時に“事態”に巻き込まれてしまう。そしてその“事態”を何とか収拾しようと奮戦する様が描かれるという物語だ。 冒頭、鮫島が気付くと、何やら酷く妙な寒々しい檻のような場所に閉じ込められてしまっていたという状態から物語が起こる。不慣れな地方の街で、鮫島は拉致されてしまったのだった。 拉致されて妙な場所に閉じ込められている状態から、そこに至る迄を回顧し、やがて事態が動きながら物語は展開するのである。 鮫時は新宿署の生活安全課の刑事だ。警部の階級で新宿署の生活安全課に在るのだが、所謂“キャリア”として警察庁に入って警察官になっている。かなり「訳アリ」で、現在の境遇に在るのだ。通常は数年で警視の階級に進み、様々な場所での役職を経験することになるのがキャリアだ。が、鮫島はその限りではなかった。 鮫島には、キャリアとして警察官になった同期に宮本という男が在った。宮本は思い詰めて自殺をしてしまったのだが、自殺の直前に“遺書”を認めて、それを鮫島に送ったと言われている。その件が鮫島の「訳アリ」の一部ともなっている。鮫島は同期の友人を悼む気持ちを持ち続けていたのだが、7回忌の法事について家族からの案内を頂いたということで出席することにした。そして宮本の郷里である九州の街を訪ねたのだった。 法事の席で、鮫島は宮本の古くからの友人であるという古山や木藤と会う。冷淡な木藤に対して、古山は鮫島と親しく接した。意気投合という感で古山が馴染のバーを訪ねる等していた。 そういう様子の後に、鮫島の危難である。鮫島は辛くもその危難を脱するのだが「一体、何が起こっているのか?」という様相である。鮫島を眼に留めて接触して来た福岡から出張の麻薬取締官が連絡を絶つというようなこともあり、何やら深刻な事態となる。鮫島は、地元の酷い悪徳刑事というような人物とも出くわし、地元県警との距離を如何取れば好いのか決めかねる。事案を巡って動いている県警の公安部の刑事達とのやり取りも生じる。 「東京の刑事」とは言え、地方の県に行けば「別段に職権を有するのでもない一個人」である。その「一個人」という立場になった鮫島が、男気溢れるような古山を何とかしようと、何人かの協力者の支援も得ながら、許し難い悪徳刑事や、暴走する極道を向こうに回して奔走する様が酷く面白かった。 如何でも構わないが…本作に登場する「九州のとある街」は具体的な名前が出ない。麻薬取締官の事務所が在る場所、九州一円で大きな勢力を誇る暴力団の本拠地というようなことで福岡というような実名は出る。が、鮫島が同期の宮本の故郷を訪ねるということでありながら、その名称は出ない。宮本が芋焼酎を好んだとか、街の路面電車が見えるというような辺りで「鹿児島?」というようにも思ったが、何処となく「宮崎?」というような感じもしないではない。その辺は不覚追及するのが野暮というものであろう。 本作は、「何時もの場所」を離れた鮫島の孤軍奮闘というような感じが際立つ物語であると思う。古山と木藤の「微妙な立場の中での各々の選択」というような事柄、地元の悪徳刑事の行動等、何やら色々と考えさせられた。愉しい1冊だったと思う。

Posted by ブクログ

2023/03/29

新宿鮫らしいカッコ良さが前面に出てますし、謎解きモードで楽しみではありますが、うーん、もうちょっと明るさとテンポの良さがあるといいのだけれど、読むのがちょっとしんどかった。

Posted by ブクログ

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