商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 藤原書店 |
発売年月日 | 2014/07/01 |
JAN | 9784894349780 |
- 書籍
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なぜ今、移民問題か
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なぜ今、移民問題か
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【概略】 生産年齢人口は低下し、待ったなしの状態に突入しつつある。短期的・長期的にみても「移民」というテーマから目を背けることができない中、我々はどうしていけばよいのか?どうあるべきか?各分野の識者による様々な角度から移民問題を切り込む。 2024年07月02日 読了 【書評...
【概略】 生産年齢人口は低下し、待ったなしの状態に突入しつつある。短期的・長期的にみても「移民」というテーマから目を背けることができない中、我々はどうしていけばよいのか?どうあるべきか?各分野の識者による様々な角度から移民問題を切り込む。 2024年07月02日 読了 【書評】 教授からNPO法人の理事といった様々な立場の方達が移民問題について語っている。全体的には移民を受け入れるべきというスタンスの論調が多かったかな。そしておそらくは過去を知り学び、未来へつなぐという意図なのだろうけども、中国や韓国に対する日本の影の部分であるヘイトスピーチといった話題にも言及してるね。 自分はちょっと屈折しているのかもしれない。(英語落語家ではないジャンルの)職業柄、暗黒面に触れることも多いからそうなってしまったのかもしれない。著者の方達は総じて「いい人」に見える。もうちょっと踏み込むと、「いい人であろうとしている 周囲もいい人であってほしい」なのかも。元NHKの堀さんあたりも ABEMA などでの立ち振る舞いなどを見るとそう感じる。いや、ちょっと言い過ぎか、ごめんなさい。アクティブリスニングを心掛けると堀さんのような立ち振る舞いにはなるよね。堀さん、ごめんなさい。ただね、本書を読み進める中で、少し移民の受け入れた後の世界について楽観的というか、予想の上限を狙った感じがした。物事は常に光と影があると思うのだけど、その光をすごく意識してるというか。 これさー書き方を誤ると「喜餅はレイシストか?」とか「喜餅は反韓や反中か?」とかのレッテルを貼られそうで怖いのだけどね。移民問題というテーマで、寄稿者が多過ぎてね、なんか磁石の同極反発してるような感じに見えるのよね。片や移民だ共生だ多様化だインクルーシブだという形で、価値観がより多面化することの恩恵を説いていると思えば、日本に今まで色んな理由で来た(または来させられた)方達の負の部分が語られててさ。前者の方はすごくバラ色な感じに読めたと思ったら後者の方は「いや、移民受け入れはそんなに簡単じゃないよ」とも読めるのよね。すごく複雑な感覚に襲われたよ。多分これ、本を分けた方がよかったかもね。または軸をしっかりと強く持つというか。 ・・・で、前者も後者も含めて読ませてもらった印象。簡単じゃないね、移民政策は(当たり前)。「まったなし」「国際社会的に共生は当然」みたいな論調だったけど、じゃあウェルカムウェルカムと招き入れたらさ、一定期間は悪い方の化学反応は起きると思う。「日本には移民は存在しない」「少子高齢化で『労働力』を確保せねば」という感覚でいる限り、うまくいかないんじゃないかな?ロボットを仕入れるような感じにとれちゃうじゃん?だとしたら少し間口を狭くしておいた方が、結果的にうまくまわるような気がするよ。受け入れる側のマインドと制度(特に教育)を変えない限りね。 ホント誤解されたくないから何度も言うけどさ、別に自分は人種差別とかなくて。反韓や反中だったら韓国や中国に英語落語を披露しに行かないよ(笑)ヘイトスピーチとか、大嫌いだしね。ってかさ、人の写真とか国旗とか焼くのとか、マジで反吐が出るんだよ。どっちのポジションにいようがね。・・・って、なんかね、移民政策の話とかちょっと吹っ飛ぶ感じの空気感が(特に後半に行くにつれ)あったのよ本書は。 当面、対症療法的になってしまうかもだけどさ、(日本語)教育への厚い対応と入国管理法&入国管理局の考え方の見直しあたり、まずやらないとなんじゃないかな?教育、やっぱり大事だよ。同化政策とか多文化政策とかそういう大きな話じゃなくさ、外国から来た方達がうま~く日本で立ち回るには、やっぱり日本語能力を上げた方がいいと思う。ご自身の立場を守るためにも。 移民政策、これで10冊目なので一つ区切りだけど・・・最後の最後に精神的に疲れたよ(笑)
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