こももコンフィズリー(3) 花とゆめC

南マキ(著者)

• 販売会社／発売会社: 白泉社
• 発売年月日: 2014/07/18
• JAN: 9784592213130

商品レビュー

2015/01/07

瀬戸さんに会いたい、喜んでもらいたい、笑顔が見たい──。
彼のことを考えるだけでドキドキしてしまう自分に戸惑う胡桃。
ところがある日、胡桃は瀬戸さんに彼女がいることを知ってしまう。
胸が苦しくなり、泣き出してしまった胡桃を捺は優しく抱き寄せ、ただの風邪だと言い聞かせるが、胡桃はこれが自分の初恋なのだと気付いて──?
主従逆転スイーツコメディ、物語が大きく動き出す第3巻!

2014/09/13

私の周りの、女性の漫画読みは、このベタっとした歯の裏側にくっつくような絵柄が苦手だ、と言う者が少なくない
私もまぁ、ちょっとクドイか、と思うが、ストーリーの骨の太さを考えると、これくらい濃い目でないと支えられないのかも知れない
天才靴職人・瀬戸への気持ちに決着を付ける事で、この巻でまた、こももは少女としても、人としても成長する
恋愛漫画とは、ただ、男女が計画的にくっつくだけでなく、「好き」で心が弾む楽しさ、気持ちが伝わる嬉しさ、心にある言葉を巧く伝えられない苦しさ、気持ちが報われなかった辛さ、それらを大胆、同時に繊細に描いてこそ、と改めて思い知った
相思相愛、それは当然、喜ぶべきことだ、けれど、カップルが出来るって事は、失恋をした人間がいるって事を忘れちゃいけないのだ
自分の気持ちにちゃんと向き合い、好きな人の幸せを願って、自分が傷つく事も厭わずに行動を起こしたこもも、そんな彼女がやる事を口では嘲りつつも、しっかりとサポートし、優しく受け入れた捺、そして、友人が自分に黙って恋に振り回され、失恋していた怒りよりも、自分はあんなに優しくしてもらっていたのに、何も気づいてあげられていなかった自分の不甲斐なさを悔いて大胆な慰め方に出た梨世も全員、男心をグッと鷲掴みにしてきた
これまで、私は捺のこももに対する感情は、危険な独占欲、そう思っていた
しかし、この巻の彼を見ていると、少し印象を改めた方が良さそう、と感じた
もちろん、独占欲、それもあるんだろうが、何と言うのか、贖罪？ 自分が犯してしまった致命的なミスを、彼女を守る事で償おうとしているような・・・
捺にこももの知らない顔を出させる女性の登場で、このストーリーはまだまだ面白くなりそう
しっかし、今回もオマケ漫画が、本編を追い詰めかねないほどに質が高く、腹を抱えて笑ってしまった

2014/07/22

世間知らずなお嬢様こももちゃんのストレートな言葉が可笑しくてステキなお話ですね(*´∀`*)そして出てくるお菓子たちやお店の内装ナドナド可愛いったら！私はこのシリーズ、ドSなパティシエさんがツボでごさいますw