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書店不屈宣言 わたしたちはへこたれない
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書店不屈宣言 わたしたちはへこたれない

田口久美子(著者)

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書店不屈宣言 わたしたちはへこたれない

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2014/07/10
JAN 9784480818409

書店不屈宣言

¥1,650

商品レビュー

3.6

13件のお客様レビュー

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2020/01/02

大規模書店の裏事情。著者は池袋ジュンク堂の元書店員。 以前「書店繁盛記」というエッセイを読んだことがあるが、その後、アマゾンなどのネット書店や電子書籍の普及により、普通の本屋は苦戦を強いられている。著者は、雑誌や人文書、児童書などの売り場担当者にインタビューし、売り場を巡る様々な...

大規模書店の裏事情。著者は池袋ジュンク堂の元書店員。 以前「書店繁盛記」というエッセイを読んだことがあるが、その後、アマゾンなどのネット書店や電子書籍の普及により、普通の本屋は苦戦を強いられている。著者は、雑誌や人文書、児童書などの売り場担当者にインタビューし、売り場を巡る様々なエピソードや担当者の意見を紹介し、現在の書店事情を考察している。 一昔前、会社の帰りに時々池袋ジュンク堂に立ち寄った。ふらふらしているとあっという間に2,3時間経ってしまうような本好きの楽園のような書店で、いつも沢山の客で賑わっている印象だったが 、現在は本や書店を廻る環境が大きく変わり、書店に足を運ぶ客が減り、売り上げも減っているそうだ。そんな状況でも若い書店員は本を買ってもらうために棚を工夫し、顧客の傾向を分析し、ベテラン店員と相談しながら改善の努力を続けている。書店員が自分のような客をどのような目で見ているのかが判って興味深く読めた。 著者は電子書籍やネット書店を脅威と感じているようだが、紙の感触が好きで、本は紙の本に限ると思っている人も多いと思う。例えば、美しい装丁で丁寧に作られた所有欲を擽る本は、電子書籍には無い価値がある。書店も本を単に商売の道具としてではなく、モノとしての価値をアピールすれば、将来も生き残ることができると思う。

Posted by ブクログ

2019/08/19

同じような事を何度も書いているけれど、書店員の仕事はとっても大変ながらずっと憧れの職業です。1番は学校の図書館の先生、2番目は図書館司書、その次位に書店員が来ます。給料が安いのにハードワークで責任もある、でもやりがいはあるというまさにやりがい搾取の筆頭のような仕事ですが、それでも...

同じような事を何度も書いているけれど、書店員の仕事はとっても大変ながらずっと憧れの職業です。1番は学校の図書館の先生、2番目は図書館司書、その次位に書店員が来ます。給料が安いのにハードワークで責任もある、でもやりがいはあるというまさにやりがい搾取の筆頭のような仕事ですが、それでも憧れうんですよね。 本が大好きな人は誰しも憧れる事があると思いますが、実際になるのかと言われたら躊躇しますよね。高校生の時にアルバイトしようと思ったら、高校卒業以降でないとなれないと言われて、一生本屋さんとして過ごす事無く生きていく事になりそうだとあきらめました。 筆者の田口さんは伝説の書店員ともいうべき超ベテランの書店員さんです。40年位本の世界を見つめ続けて来ているので、いい時も悪い時も本と一緒に過ごせた幸せな人です。 職場で有るジュンク堂の後輩へのインタビューを軸に書店の古今、本めぐる業界のこれからを語っています。 本もCDも1996年頃がマックスでそれ以降衰退の一途を辿っています。もっと楽しい事が沢山あるから関心を無くした、電子化によってメディアの統合が進んでいる等色々有ると思います。 これ実は思っている事が有って、時代時代で「かっこいい」という事が変わって来ているような気がします。僕らの頃は本を読んでいる方がカッコよかったし、音楽の事を沢山知っている方がカッコよかった。映画だって詳しい方がカッコよかったんです。スキーが上手いとかっこよかった時代もありましたが、既にその時も過ぎ好きな人だけが通うニッチな趣味になってしまいました。 本や音楽にこだわる事もまた、既にニッチな趣味になりかけているのであろうと思います。こればかりは大多数の趣味趣向がそうなっているので動かしがたいのが実情です。悲しい現実ですが早晩紙の本は無くなり、本屋も図書館も無くなる事になるのでしょう。永遠に有ると思っていたレコード屋もみるみる無くなっていっていますから。 それでも僕らは本にしがみつきたいのであります。馬鹿とは分かっていても愛しちゃってるんですもの。

Posted by ブクログ

2018/05/30

1973年に書店員としての人生をスタートし、現在も副店長という立場で現場に立ち続ける著者による書店ドキュメント。ネット書店におされ、電子書籍の推移に神経を張りながらも、肉体労働を含めたリアル書店の仕事は続いていく。変化の激しい状況の中で、それぞれの現場は今、何を考え、どう動いてい...

1973年に書店員としての人生をスタートし、現在も副店長という立場で現場に立ち続ける著者による書店ドキュメント。ネット書店におされ、電子書籍の推移に神経を張りながらも、肉体労働を含めたリアル書店の仕事は続いていく。変化の激しい状況の中で、それぞれの現場は今、何を考え、どう動いているのか。現場で働く社員たちへの取材を中心に、業界全体への危惧、希望へと話は及ぶ。 書店の仕事への憧れが強い私としては、実際に働いている書店員さんの話をとても興味深く読んだ。 棚作りにかける情熱と、売れる仕掛けを作る難しさ。 電子書籍の勢力が増していることについては、私も利用しているので、少し心苦しく思ったが、やはり紙の本を扱う書店は、この先も残っていってほしい。 思わぬ本との出会いもあるし。 この本では、大型書店の話しか出ていないけど、小さな書店の言い分はまた違うものだろうな。

Posted by ブクログ

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