商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2014/07/08 |
JAN | 9784094060607 |
- 書籍
- 文庫
けいどろ
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けいどろ
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
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お世辞にも、いい人とは言えない元刑事と、罪人であるが悪人とは言えない泥棒。 定年退職した元刑事が、過去に自分が捕まえた泥棒相手に、 「みっともないとこを人にさらす前に、ちょうどええとこで殺して欲しい」 と、依頼してきた所から物語が始まる。 介護をする側の気持ち、される側の気持ち・・・・。 介護と仕事の両立問題など、重いテーマが重くなりすぎないよう、軽い感じで書かれている。 なんでしょう。。。読んだ後に切ない気持ちになりました。
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あっ、こういう話だったのか…警察小説だと思い込んで読み始めた。なめらかな京都弁につられて最後まで読んでしまったが、年寄りには辛く重い小説だった。
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- ネタバレ
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大阪弁?の地の文、元刑事と泥棒という、尊厳死や介護にまつわる物語に、独自の設定を取り入れた小説。 元刑事の高山に、「ちょうどええとこ」で死なせてくれと依頼された元泥棒・吉森の葛藤。泥棒であるけれど、どこか律儀で人情深い故に、その苦しみは深い。 更に脳梗塞になってしまった高山は、高度な会話はもはや成り立たず、どんどんと老いてゆき、最早相談も出来ない。 私は今まで介護もした事が無いのですが、老いの恐怖というか、哀しさを色濃く感じました。 「シワがちょっと増えた」なんて嘆いている内が華なんだなあと。 そして家族の優しさが滲み出す物語でもありました。高山の奥さんや娘さん、介護大変だっただろうに、それでもずっと高山を愛していたんですよね。 実際に介護をしている方がこの物語を読むとどんな印象を受けるのか、聞いてみたい。
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