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忘却の声(上)
2,090円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2014/06/01 |
| JAN | 9784488010232 |
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忘却の声(上)
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商品レビュー
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認知症を患う主人公が、親友の殺害容疑をかけられ、その真相を探る過程が描かれています。彼女の独白や周囲の人々の伝言から成る物語は、記憶の断片が重なり合いながら進行し、時制や人称も揺らいでいく独特な構成が特徴です。主人公の複雑な内面と、彼女を取り巻く人々との関係が巧みに表現され、感情の深さが伝わってきます。ミステリーとしての要素はありつつも、真相は意外性に欠けるかもしれませんが、その形式が生む独自の印象が魅力的です。認知症というテーマを通じて、記憶や人間関係の本質に迫る作品となっており、下巻への期待も高まります。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
実験小説。 主人公は、認知症を患った60歳代の女性。 彼女と長い付き合いのあった隣家の老女が不審な死を遂げ、しかもその遺体からは四本の指が切り取られていた。 優秀な整形外科医であった彼女が隣人の死について重要な何かを知っているのではないかと嫌疑がかけられる。 が、その記憶と認識...
実験小説。 主人公は、認知症を患った60歳代の女性。 彼女と長い付き合いのあった隣家の老女が不審な死を遂げ、しかもその遺体からは四本の指が切り取られていた。 優秀な整形外科医であった彼女が隣人の死について重要な何かを知っているのではないかと嫌疑がかけられる。 が、その記憶と認識は不安定に漂うまま。 小説は、主人公の主観に沿って展開していくが、その認知は比較的明晰なこともあれば、時に我が子を認識できないほど闇に包まれることもある。 時制も遠い過去から現在まで行ったり来たり。 自分も、身内(祖母)が認知症になっているので、この感覚(といっても外からしか見ていないのだが)はよくわかる。 この認識の断片や噛み合ない会話が重ねられていく中で、主人公や周囲の人々の人となり、彼女ら彼らの積み重ねてきた歴史が次第にイメージとして確立していく。 その手法がなかなか見事。 小説が進むに連れて、時制どころか人称すらあやふやになっていく。 ミステリとしての体裁はとっているが、明かされる真相はそれほど意外なものではない。 が、その形式と、形式ゆえに醸し出される作品の印象は、きわめてユニークなものである。
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