商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本評論社 |
発売年月日 | 2014/06/24 |
JAN | 9784535983953 |
- 書籍
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精神科治療の進め方
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精神科治療の進め方
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体調を崩して大学病院でいろいろ検査をしたのだけれど問題が見つからず、ちっとも効かない痛み止めだけ処方されて様子見、じゃあ次は3ヶ月後ね、みたいな対応をされたことがある。ベルトコンベアみたいに一日に何人も診る大学病院の医師からすれば、はっきりとした原因が見つからず、なおかつ今すぐ死...
体調を崩して大学病院でいろいろ検査をしたのだけれど問題が見つからず、ちっとも効かない痛み止めだけ処方されて様子見、じゃあ次は3ヶ月後ね、みたいな対応をされたことがある。ベルトコンベアみたいに一日に何人も診る大学病院の医師からすれば、はっきりとした原因が見つからず、なおかつ今すぐ死ぬという感じでもない患者を相手に、じゃあどうしろって言うんだよ、ということなんだろう。とはいえ、いやその検査先日やりましたけど、みたいなことを患者が言わなくちゃならない医師に通ってもまず治らない。 ドクター・ショッピングは一般的には悪いこととされているみたいだが、それをするひとの気持ちはよくわかったし、積極的に医師を変えないとまずいケースって結構ありそうだ。 医師も人間だし、万能でないことなんかよくわかっている。ただこっちも人間なんだから、原因がわからないならわからないなりに、治りにくいなら治りにくいなりに、助言がほしいし、付き合ってほしいと思う。 本書は同じ精神科の医師向けに書かれた本だと思うが、専門書というより、患者に対する心構えを記した指南書みたいだ。素人が読んでてなるほど、と思ったし、ぼくはこういう医師にこそ診てほしい、と思った。 すごいな、と思ったのは、症状ではなく、原因に対処しようとすることだ。特にメンタルヘルスは、患者の置かれた環境に問題があることが多く、症状はいわば心身のSOSであって、SOS(症状)を止めても本質的には解決しない。そのためには医師だけではなく、いろいろな医療スタッフや、ソーシャルワーカーがチームを組んで、患者の原因に対処する体制を整えているらしい。 かっこいい。TVの連続ドラマにしてくれないかな。
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青木先生は、本当に患者の暮らしのための寄り添いに徹していて、これぞまさしくソーシャルワーク。青木先生に診てもらえた人は幸せだ。 全ての精神科医が青木先生のようだったら、この世に精神疾患で苦しむ人はいなくなるのに、とさえ思う。克服するとか治癒するとかでなく、多少困りながらも、好きな...
青木先生は、本当に患者の暮らしのための寄り添いに徹していて、これぞまさしくソーシャルワーク。青木先生に診てもらえた人は幸せだ。 全ての精神科医が青木先生のようだったら、この世に精神疾患で苦しむ人はいなくなるのに、とさえ思う。克服するとか治癒するとかでなく、多少困りながらも、好きなことや楽しいことができて、そこそこやりくりできる暮らしができることを一番に考える。精神疾患の方だけでなく、全ての人にとって、生きていくことの指針だろう。
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