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日本語音韻史の動的諸相と蜆縮涼鼓集
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日本語音韻史の動的諸相と蜆縮涼鼓集

高山知明(著者)

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日本語音韻史の動的諸相と蜆縮涼鼓集

3,630

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 笠間書院
発売年月日 2014/06/17
JAN 9784305707345

日本語音韻史の動的諸相と蜆縮涼鼓集

¥3,630

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2022/02/13

筑波大学卒業生、高山知明 著。 準静的な歴史記述からの脱却。 大学の「日本語音韻論b」の参考書として使用。ジとヂ、ズとヅの違いと同化、使い分けについて人々の意識から変遷を読み解く。 蜆縮涼鼓集のみならず前後の史料が集う。200年間に絞ってできる限り、動的成分と相互作用をあぶり出...

筑波大学卒業生、高山知明 著。 準静的な歴史記述からの脱却。 大学の「日本語音韻論b」の参考書として使用。ジとヂ、ズとヅの違いと同化、使い分けについて人々の意識から変遷を読み解く。 蜆縮涼鼓集のみならず前後の史料が集う。200年間に絞ってできる限り、動的成分と相互作用をあぶり出す試みを詳説する。議論はかなり丁寧で、切り口の異なる資料にも自然な思考で分析を進める。芸能の発音も含め、実態に近付ける。 第一章で用語の定義や使い分けをしっかり整理しており、前提知識が無くとも読めるのが良い。同一資料も引用箇所をその都度再掲して参照しやすく工夫されている。 他の学者から寄せられた批判を具体的に取り上げて、真っ向から反論材料を示したり既発表の自著に修正をしたり、議論のポイントと更新が見える点が非常に良い。 目次 1.序論 2.タ行ダ行破擦音化の音韻論的特質 3.前鼻子音の変化と話者の感覚 4.前鼻子音から読み解く蜆縮涼鼓集 5.蜆縮涼鼓集の背景―謡曲の発音との関わり 6.耳障りなザ行音の「発生」 7.二つの変化の干渉 8.終章

Posted by ブクログ