商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2014/06/01 |
JAN | 9784152094605 |
- 書籍
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紙つなげ!彼らが本の紙を造っている
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紙つなげ!彼らが本の紙を造っている
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商品レビュー
4.5
239件のお客様レビュー
追悼読書。 出だしから、職人の熱い心意気を感じ、心つかまれる。 「うちのはくせがあるからね、本屋に並んでいても見りゃわかりますよ」 「紙の手触りの良さ、人は無意識のうちに指先でも読書を味わっている」 「雑誌 めくり感」 本が好きなのに、紙のことについてほとんど何も知らなかったこ...
追悼読書。 出だしから、職人の熱い心意気を感じ、心つかまれる。 「うちのはくせがあるからね、本屋に並んでいても見りゃわかりますよ」 「紙の手触りの良さ、人は無意識のうちに指先でも読書を味わっている」 「雑誌 めくり感」 本が好きなのに、紙のことについてほとんど何も知らなかったことに気づかされる。興味深い。 製紙の話かと思ったら、東日本大震災の話だった。 「私達も神戸地震の時は他人事でしたから」が胸に残る。私も当日は怖い思いをしたが、彼らに比べれば何でも無く、当事者は本当に辛い、怖い思いしたのだなと改めて感じる。防災訓練が役立った様な記述をみると、大切さを再認識。 諦めない心と、人を鼓舞するには、の観点からも勉強になる。
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311東日本大震災の記録だった。 本の紙に対する気持ち、災害からの復興に向けた作業、被災された方それぞれの奮戦の様子が事実に基づき、語られている。 本を読む者として、紙にこだわりを持って造っている方々を知ることがでした。
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2011年3月11日、宮城県石巻市の日本製紙石巻工場は津波により絶望的状況に。 「何があっても紙を供給するんだ」という思いで、奇跡の復興を果たした職人たちの知られざる闘い。 メディアでは報道されなかった現場での壮絶な日々。 生き残ったからこそ伝えられる生の声が辛い。実際はそれ以...
2011年3月11日、宮城県石巻市の日本製紙石巻工場は津波により絶望的状況に。 「何があっても紙を供給するんだ」という思いで、奇跡の復興を果たした職人たちの知られざる闘い。 メディアでは報道されなかった現場での壮絶な日々。 生き残ったからこそ伝えられる生の声が辛い。実際はそれ以上の悲しみと苦しみがあったことだろう。 何も考えずに復興への手を動かし続けることで、生き続けられた人も多くいたことだろう。もし工場閉鎖ということになっていたら、石巻の復興は遠かったかもしれない。 感情的にならず、記録者として徹し続けた著者の訃報が残念でならない。
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