- 書籍
- 書籍
派閥
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
派閥
¥1,650
在庫あり
商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
1958年岸内閣の時代に若き日の渡邉恒雄が執筆。当時32歳である。前半は保守党の派閥論、後半は1958年時点の自民党の各派閥についての個別の解説となっている。また、官僚政治からいかにして民主政治、政党政治を守るかという視点が本書には一貫してあり、渡邉恒雄の政治観も垣間見える。 渡...
1958年岸内閣の時代に若き日の渡邉恒雄が執筆。当時32歳である。前半は保守党の派閥論、後半は1958年時点の自民党の各派閥についての個別の解説となっている。また、官僚政治からいかにして民主政治、政党政治を守るかという視点が本書には一貫してあり、渡邉恒雄の政治観も垣間見える。 渡邉恒雄は、党内デモクラシーの確保と党内運営の効率化のために、派閥は必要悪であると結論づけている。派閥の解消により党首の独裁への道につながることを危惧している。2024年現在、清和会の不祥事をきっかけに次々と政治とカネの問題が噴出し、派閥解消論が唱えられ、ついにはほぼ全ての派閥が解散してしまった。渡邉恒雄の危惧する通り、総裁の独裁が始まるのか注意深く見守る必要がある。 1958年に書かれた本書の派閥論は今でも十分通用する。自民党の派閥について語るなら、この本は一度読んでおいた方が良いと思う。1958年時点でこれほどの本を書いた渡邉恒雄は大した人だなと感じた。三木武夫の総理就任の経緯もほぼ言い当てていた点も驚いた。
Posted by
前半は派閥の役割等がうまく説明されているが、後半は時代的なものもあり、ついていくのが厳しい。せめて人名にはフリガナを振ってほしかった。
Posted by