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泉光院江戸旅日記 山伏が見た江戸期庶民のくらし ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2014/06/12 |
JAN | 9784480096265 |
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泉光院江戸旅日記
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泉光院江戸旅日記
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1812年から1818年まで山伏「泉光院」が その旅をほとんど徒歩で仏教僧侶の乞食修行の中の日記である。 本名野田成亮、日向国(宮崎県,佐土原町) その距離は現在の地図でもなぞれるくらい 日付,地名、施しをしてくれた人名、日数、品物に到るまで, 克明に記録してあるので,総距離もわ...
1812年から1818年まで山伏「泉光院」が その旅をほとんど徒歩で仏教僧侶の乞食修行の中の日記である。 本名野田成亮、日向国(宮崎県,佐土原町) その距離は現在の地図でもなぞれるくらい 日付,地名、施しをしてくれた人名、日数、品物に到るまで, 克明に記録してあるので,総距離もわかり、 当時の生の人々の生き様が浮かんでくるじつに興味深い日記である。 ただしこの泉光院はただの山伏ではなく 島津家の家臣でもあり、その知識量は膨大で、 当時の武士の必修科目儒学の四書五経も素養があり、 花道,漢詩,和歌、俳句を嗜み、弓は武士にも教えるほどの実力。 一生のうちに、紀州大峰山の峰入り修行36度、 奥駈修行13度を経験,旅慣れた人物だった。 山伏としての階級も最高位に近い。 この度も菊の御紋をいただき、調査の旅でもあったようだ。 そして、その健脚ぶりは凄まじく1日で60キロを 歩き抜く、当時年齢はすでに満56歳を 過ぎているのだが,修験者の名を恥じないすごい人物! 訪ねる地域差も大きく,その当時の日本の国という定義が 共和国に近いものだと思われるほど, 統治者によって地域性がかなり違う。 外部のものを、強く拒む土地柄の場所があるかと思うと、 修験者などの外の出来事を聞きたいとか、 その知識から教えをいただきたいと、 苦しい暮らしの中からでも、 精一杯のもてなしをする場所まで様々だ。 青森、岩手、香川、徳島,高知以外の鹿児島から 秋田の本庄までの旅日記。 1日も休まず,私情をはさまず書かれた日記は それだけに、よりリアルに当時の人々の様子が浮かび上がる。 歴史の真実が読み取れる良書。 もちろん現代語訳,解説付き。
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江戸時代、修行のために宮崎佐土原(薩摩島津家の一族の藩)から足掛け7年にわたって全国を回った老僧のお話。野宿は一度もなく、必ず誰かが泊めてくれる。貧しい家も多いのにすごいことだと思う。当時の様子を彷彿とさせてくれ、とてもおもしろい。関所の警備の多くはすでに緩やかであることや、意外...
江戸時代、修行のために宮崎佐土原(薩摩島津家の一族の藩)から足掛け7年にわたって全国を回った老僧のお話。野宿は一度もなく、必ず誰かが泊めてくれる。貧しい家も多いのにすごいことだと思う。当時の様子を彷彿とさせてくれ、とてもおもしろい。関所の警備の多くはすでに緩やかであることや、意外に旅をしている人がいること、土地土地の風俗や街の様子などがわかる。
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