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幽霊さん
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幽霊さん

司修(著者)

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幽霊さん

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ぷねうま舎
発売年月日 2014/06/09
JAN 9784906791309

幽霊さん

¥1,980

商品レビュー

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2018/01/13
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※このレビューにはネタバレを含みます

絵 司修さんの宮沢賢治『グスコーブドリの伝記』を読んで司修さんに興味を持ち手に取った本 何の予備知識もなく読み始め、小説かな?どんなお話しかな?と思って読んでみてら 小説ではなく、でもフィクションも混じった(?)ノンフィクション・・・ その辺のところでものすごく考えながら読みました(汗) 死に絡めた話し 収録作品「幽霊さん」、「16歳の死」、「ガリバーがやって来た日」、「うらぎり」、「珊瑚の雪」 「幽霊さん」は、著者が東日本大震災後のカルボナード鳥越駅(グスコーブドリの伝記に出てくるカルボナード火山の名が駅名?)跡を訪れて、花束を海に投げる老人に出会い、話しをきくと 「花束が流れ着いた場所に津波で流された人も流れ着いていて、その場所に弔いに行くと、津波に呑まれた死者の幽霊が出ていた」という話しをきく。その話しから、先に亡くなったおじいさんの後を追い自殺を考えているおばあが、おじいの幽霊と話すお芝居のお話しへ 「16歳の死」このお話しの中にシェーンベルク「月に憑かれたピエロ」という曲が出てきてYouTubeで聴くと、まあ雰囲気がバッチリでした(苦笑)いや、なかなか良かったですが(笑) 著者の空襲罹災の話し、3.11米同時多発テロ事件の話し、沖縄の戦争の話し(このお話しをしたキラさんという方の祖母が16歳で自殺している) 「ガリバーがやって来た日」奄美大島加計呂麻島に伝わる民話に絡めたちょっと不思議な話し(これはフィクションかな?) 敗戦後、まだまだ貧しい時代の中、友だちのお父さんがお母さんに生活のため沖縄で(恐らく)売春をしてくれとたのんでいる。お母さんが嫌がるとお父さんが「殺す」と言っているところを聞いてしまう・・・ ガリバー=ヨーゼフ・クライナーさんの本があった! 「加計呂麻島 昭和37年/1962―ヨーゼフ・クライナー撮影写真集―」 「うらぎり」も奄美大島の話し 60年代ヒッピーたちに担われた原発立地反対闘争 現地の人とぶつかりヒッピーの子どもたちはいじめにあい自殺する子も・・・ 「珊瑚の雪」1954年3月1日第五福竜丸が被爆したビキニ環礁水爆実験に絡めた貧乏な画家(著者?)の身の回りで起きる友だちの横領や火事(放火)の話し 司修 1936年生 小説家、画家、装丁家、エッセイスト

Posted by ブクログ

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