商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2014/05/22 |
JAN | 9784560083598 |
- 書籍
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「音楽の捧げもの」が生まれた晩
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「音楽の捧げもの」が生まれた晩
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
久しぶりにバッハ♪ BWV 1079 ♪ 「名曲アルバム」で出会いました「6声のリチェルカーレ」 静かで落ち着きます 主題がつながれていく感じが(^^) こんな曲をBGMに早朝を過ごしてみたいですね この曲が生まれた背景もいろいろありそうで興味がわくなぁ
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本書の主人公であるバッハとフリードリッヒ大王の半生を、クライマックスである両者の邂逅の晩に向けて交互に配したのは、まるで対位法のようだ。 バッハの方が1世代古いのだが、その違いが敬虔なルター派であるバッハの音楽を(当時としては)時代遅れの古びたものとし、啓蒙主義君主であるフリー...
本書の主人公であるバッハとフリードリッヒ大王の半生を、クライマックスである両者の邂逅の晩に向けて交互に配したのは、まるで対位法のようだ。 バッハの方が1世代古いのだが、その違いが敬虔なルター派であるバッハの音楽を(当時としては)時代遅れの古びたものとし、啓蒙主義君主であるフリードリッヒ大王がバッハに難題を吹っ掛ける契機となる。 その難題に対するバッハの回答が「音楽の捧げもの」であり、ある意味奇跡のような作品なのだが、そこに至る時代背景や両者の歩んできた歴史、その場の緊張関係がこの作品を生んだということなのだろう。 それをつぶさに描いた本書は、西洋の歴史に疎い私にも実感を以って感じ取らせてくれる。(遠景となる宗教改革は「Q」(ルーサー・ブリセット)に詳しい) 米国のジャーナリストである著者のバッハへの敬愛が伝わってくる良書である。
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