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塩の世界史(下) 歴史を動かした小さな粒 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2014/05/23 |
JAN | 9784122059504 |
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塩の世界史(下)
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塩の世界史(下)
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
昔、冷蔵庫というものがなかった時代、塩は食べ物を保存するのに無くてはならないものだった。塩のおかげで、人類は、沢山あるときに蓄え、安定して暮らせるようになった。そんな大事な塩は、金になり、しっかりと管理できない王様は、戦争にも勝てなかった。 今は減塩の時代となり、すっかり肩身が狭...
昔、冷蔵庫というものがなかった時代、塩は食べ物を保存するのに無くてはならないものだった。塩のおかげで、人類は、沢山あるときに蓄え、安定して暮らせるようになった。そんな大事な塩は、金になり、しっかりと管理できない王様は、戦争にも勝てなかった。 今は減塩の時代となり、すっかり肩身が狭くなってしまったが、この本に出会って、私は塩に親しみを覚え、これまで、どちらかというと避けてきた塩サウナに入るようになった。
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前巻と同じく、塩に関する四方山話の詰め合わせ。ガンジーと塩、タバスコと塩、死海と塩などエピソード単体で見れば興味深い話も多いが、それぞれの話に繋がりはなく、しかも世界各所の話であるのに『ポトマック川』『チェサピーク湾』『シラキュース』『カノワ』みたいな地名が説明もなく多数でてくる...
前巻と同じく、塩に関する四方山話の詰め合わせ。ガンジーと塩、タバスコと塩、死海と塩などエピソード単体で見れば興味深い話も多いが、それぞれの話に繋がりはなく、しかも世界各所の話であるのに『ポトマック川』『チェサピーク湾』『シラキュース』『カノワ』みたいな地名が説明もなく多数でてくるので、イメージが掴みにくい。 また、『海水の塩辛さについて学術的な説明はなされていない。』のようにあやしい描写があったり『銀鉱石は〜に類似した方法で分離され、そのためには大量の塩が必要だった。』に続く解説がなかったりするくせ、相変わらず料理のレシピばかり詳しいところが苛立たしい。 雑学詰め合わせとしては楽しめないことはないが、完全にタイトル負けしてる一冊。
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人間が生きていくのに必要な、塩。 その「塩」に特化して、人類との関わりを、文庫上下巻にまとめています。 人類はどのように塩を得てきたのか、どのように利用してきたのか。 著者はまず、製塩において古代から世界の先頭を進んでいた中国について、記述しています。 そして地中海エリアで、塩が...
人間が生きていくのに必要な、塩。 その「塩」に特化して、人類との関わりを、文庫上下巻にまとめています。 人類はどのように塩を得てきたのか、どのように利用してきたのか。 著者はまず、製塩において古代から世界の先頭を進んでいた中国について、記述しています。 そして地中海エリアで、塩がどのように文明に影響を与えていたのか、古代から中世まで、年代を追って紹介しています。 上巻の後半からは、タラやニシンといった魚を保存するために、いかに塩を確保するか、それにより新大陸アメリカを含む北方海域からどれだけ食料を調達できるか、欧州各国がしのぎを削る姿が描かれています。 下巻の前半では米国南北戦争やインド独立といった「塩をめぐる争い」についてが書かれ、中盤以降は、冷凍技術の発達以降の、人類と塩との関わりについて記述されています。 全体を読み終えてまず、「塩という題材で、これだけ多くのことを書けるのだなあ」と、率直に驚きました。 特に大航海時代と呼ばれる時代には、食品の保存のために大量の塩が消費されていたこと、そのための塩の確保が国力にもつながっていたということを、改めて認識しました。 現在では食用としての塩の消費は全体消費の数パーセント程度とのことで、塩の役割というのも、時代に伴い変わっているのですね。 身近なモノ、コトほど、歴史がある。 そのことに気づかせてもらえた、一冊でした。
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