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ちばてつやが語る「ちばてつや」 集英社新書0739
946円
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2014/05/16 |
JAN | 9784087207392 |
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ちばてつやが語る「ちばてつや」
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ちばてつやが語る「ちばてつや」
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商品レビュー
4.1
9件のお客様レビュー
あしたのジョーは、豪華装丁本のセットを持っていて、何度も何度も繰り返し読んだ。もう20年くらい前だけど。のたり松太郎は、Kindleで全巻購入した。あした天気になれ、も、ゴルフが好きでなかったので、なかなか手を出さなかったが、少しずつ買っている。 著者が人生を振り返り、丁寧にデ...
あしたのジョーは、豪華装丁本のセットを持っていて、何度も何度も繰り返し読んだ。もう20年くらい前だけど。のたり松太郎は、Kindleで全巻購入した。あした天気になれ、も、ゴルフが好きでなかったので、なかなか手を出さなかったが、少しずつ買っている。 著者が人生を振り返り、丁寧にデビュー作から自分の作品に解説を加えた本。まじめで良心的な人柄が伝わってくる。そして、どうしてこの人の作品があれほど面白いのか、広く読まれているのかが、さらによくわかる。気持ちがあたたくなる、よい本です。
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漫画界のヨハネパウロ二世(西原理恵子さん談)巨匠・ちばてつや先生の自伝。以前友人から借りた書籍でもちば先生の大陸からの引き揚げ体験が壮絶だったことは読んでいたがご本人の口から語られたものを読むと余計に悲しい。戦争は絶対いかん。自著解説がメインだが近年の漫画規制の話題にも触れられて...
漫画界のヨハネパウロ二世(西原理恵子さん談)巨匠・ちばてつや先生の自伝。以前友人から借りた書籍でもちば先生の大陸からの引き揚げ体験が壮絶だったことは読んでいたがご本人の口から語られたものを読むと余計に悲しい。戦争は絶対いかん。自著解説がメインだが近年の漫画規制の話題にも触れられていて「子供を守るために」を盾にする輩は危険、と仰ってたのが印象的だった。本当ですよ。知人でも「子供が喜ぶなら私は詰まらなくてもいい」って言う人がいたんですがその人今ではマルチ商法にハマって勧誘してきます…(ちょっと話題が違うか)。
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ちばてつや。僕らの世代なら「あしたのジョー」の作者(原作は高森朝雄=梶原一騎の別名)であり、「おれは鉄兵」、「のたり松太郎」、「明日天気になあれ」などのヒット作を持つ人気漫画家として知らない人はいないだろう。 そのちばてつや氏が、幼くして家族が満州に渡り、終戦後その満州からの引き...
ちばてつや。僕らの世代なら「あしたのジョー」の作者(原作は高森朝雄=梶原一騎の別名)であり、「おれは鉄兵」、「のたり松太郎」、「明日天気になあれ」などのヒット作を持つ人気漫画家として知らない人はいないだろう。 そのちばてつや氏が、幼くして家族が満州に渡り、終戦後その満州からの引き揚げを経験した事から始まり、素人同然で飛び込んだ貸本漫画作者としての道、そして少女漫画から少年漫画に移行して大成功をおさめる経緯については、一作一作、、作品を取り上げて、それを描く事になったきっかけや、当時どういう思いで描いていたかなど、作品についての思い入れを語っている。 「あしたのジョー」は今も全巻持っている。その中で金竜飛という韓国人ボクサーの生い立ちとして、朝鮮戦争で家族が離散し、知らなかったとはいえ、自分の父親を殺してしまうエピソードが出てくるが、そのあたりには自身の戦争経験が下地になっているのだという事は初めて知った。 あと、この本の中では余り目立たないが、ちばてつやさんの奥さんが面白い。最近は連載漫画を持たず、読み切り作品と大学で漫画を教える事を生業とされている。そのきっかけは、連載などを持っていたちば氏が体調を崩し、入院して、休業を余儀なくされたからだが、氏の入院中に奥様が独断でアシスタント全員に退職金を払ってプロダクションを解散し、事務所も整理してしまっていたからだったそうだ。それで踏ん切りがついたという事だったが、夫の健康のためとはいえ、何十年と漫画一筋で暮らしてきたちば氏に無断でプロダクションを畳んでしまうのだから、凄い。なるほど、ちば氏は頼まれると断れない性格で、編集者の要請に押し切られ、週刊連載を同時に何本も抱えて失敗しそうになったという話が何回か出てきていたから、放っておいたら退院後も無理をして更に体調を悪くしていたかもしれない。ご内儀はそれを見越して大胆な行動に出たのかもしれない。 新書で軽く読める内容だけど、ちばてつやという漫画家の人柄や思いがよく伝わってくる一冊だった。
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