商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2014/05/09 |
JAN | 9784480067739 |
- 書籍
- 新書
日本の雇用と中高年
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日本の雇用と中高年
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商品レビュー
3.8
15件のお客様レビュー
一度レールを外れると、年齢が足枷なって再挑戦もままならない。簡単に鶴首できない企業の負担もあるだろうし、組織に縛り付けられる被雇用者にも自由がない。日本的な就労制度は、見直す余地があるのではないか。メンバーシップ型の限界があるのでは。 事実がよく整理されているが、新たな主張があ...
一度レールを外れると、年齢が足枷なって再挑戦もままならない。簡単に鶴首できない企業の負担もあるだろうし、組織に縛り付けられる被雇用者にも自由がない。日本的な就労制度は、見直す余地があるのではないか。メンバーシップ型の限界があるのでは。 事実がよく整理されているが、新たな主張がある訳ではないので、論説としては面白みがない。ジョブ型とメンバーシップ型を比較して、必ずしも片方が突出して優れている訳ではない。中高年の方が若者より労働力としての価値が低く、転職も難しい割に、年功制もある程度考慮しなければ、子育てなどの必要コストに見合わない。 転職の問題について、もっと論点に取り入れる必要がある。雇われ根性を丸出しにしないで、自ら会社を興せば良いのかも知れないが、簡単ではないし、人間はやはり組織に属して労働する事にも基本的な欲求があるのだろう。そうした意欲を健全な形で活かせるように出来ればと思う。
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日本型の雇用システムでは本来社会保障など公的な枠組みの中で行われるべき支援がを企業が肩代わりしているという指摘が面白い。それが熟練度に関係なく年功序列で給料が上がりつつける一方で、不景気になると真っ先に中高年がリストラの対象になることの説明としてしっくり来る。少しずつ雇用慣例も変...
日本型の雇用システムでは本来社会保障など公的な枠組みの中で行われるべき支援がを企業が肩代わりしているという指摘が面白い。それが熟練度に関係なく年功序列で給料が上がりつつける一方で、不景気になると真っ先に中高年がリストラの対象になることの説明としてしっくり来る。少しずつ雇用慣例も変わりつつあると感じるが、企業と社会政策が両輪となって移行しないと上手くいかなそう。
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年功制に基づいていたずらに世代間対立を煽る論調があるけれど、実はそのような若者の雇用問題をピックアップすることで、年功制における中高年の問題が後景に退いてしまった。
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