商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2014/05/17 |
JAN | 9784087715699 |
- 書籍
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眠る魚
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眠る魚
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商品レビュー
2.8
12件のお客様レビュー
未完の遺作。反原発ムーブや同調が基本の日本のムラ的社会に対する問題定義は「分かる」と思う反面、いまやすでにその方面の活動化が発する「典型的」な言葉であるとも感じた。それだけに、この小説をどう完結させるのか興味深く(「典型」からの脱出はありえるのか等)未完であることが惜しまれる。 ...
未完の遺作。反原発ムーブや同調が基本の日本のムラ的社会に対する問題定義は「分かる」と思う反面、いまやすでにその方面の活動化が発する「典型的」な言葉であるとも感じた。それだけに、この小説をどう完結させるのか興味深く(「典型」からの脱出はありえるのか等)未完であることが惜しまれる。 著者の死後書かれた編集部の「解題」がこれまたぐっときた。閉鎖的な日本を飛び出し、海外を変遷した著者が余命宣告後、家と土地のある日本、故郷の地を踏んだ時にみせた喜び。 「自由」と「糸の切れた凧」ーその表裏一体。 「自由に生きる」ことの難しさを思う。
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坂東さんの遺作で未完なのだとか。 原発問題、どこか他人事のように感じている自分が。でも間違いなく自分に降りかかってくる問題なのだなと思い知らされる。
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大平洋の小島から帰国した彩実は「思考停止状態に陥った」日本を憂います。彼女は坂東さん本人のように思えます。 絶筆となりましたが、最後まで坂東さんは力強い作家でした。
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