商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2014/04/12 |
JAN | 9784062902281 |
- 書籍
- 文庫
ザボンの花
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ザボンの花
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
かなり穏やかなサザエさんみたいな小説。 一つの家族の日常風景。 戦争を体験した人(多分)だから、当たり前の日常が非日常的幸せだと感じたりしたんだろうなと思った。 読んでいてほのぼのした気持ちになって、読書として楽しめたけど、私にはただそれだけの小説だった。
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1955年に『日本経済新聞』に連載された長編家族小説。つまみ食い、子どもの留守番、ヤドカリ飼育など、日常的な話題でここまで展開する点に、庄野潤三らしさが表れている。同じく新聞連載で著名な『夕べの雲』と比べると、まだ試行錯誤といった部分も感じた。
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『夕べの雲』よりも本作のほうが、子どもたちや妻の目線での描写が多い。現代と、家の周りの風景や出来事個々の具体的な中身は違えど、小さな生きものへの子どもや大人それぞれの眼差しや、何の変哲もない思い出や、大人になって親へ思いを馳せて寂しくなったりすることは、私たちにも通ずるものがある...
『夕べの雲』よりも本作のほうが、子どもたちや妻の目線での描写が多い。現代と、家の周りの風景や出来事個々の具体的な中身は違えど、小さな生きものへの子どもや大人それぞれの眼差しや、何の変哲もない思い出や、大人になって親へ思いを馳せて寂しくなったりすることは、私たちにも通ずるものがある。 こういう細部で人生ができていることを、心にとめていたいと思う。
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