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乱読のセレンディピティ 思いがけないことを発見するための読書術
1,012円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 扶桑社 |
発売年月日 | 2014/04/03 |
JAN | 9784594069964 |
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乱読のセレンディピティ
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乱読のセレンディピティ
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商品レビュー
3.6
110件のお客様レビュー
本を読むことについて考える。 著者の主観的な意見や格言に触れる。例えば、「読書百遍、意自ら通ず」。いくら難解な文章でも繰り返し読んでいれば、自然に意味がわかるようになるという意味。しかし、実際にはわかるのではなくわかったような気がするだけだと著者は言う。難解な文章に、自分なりの...
本を読むことについて考える。 著者の主観的な意見や格言に触れる。例えば、「読書百遍、意自ら通ず」。いくら難解な文章でも繰り返し読んでいれば、自然に意味がわかるようになるという意味。しかし、実際にはわかるのではなくわかったような気がするだけだと著者は言う。難解な文章に、自分なりの解釈や自分の意味を持ち込むからわかったような錯覚を抱く。従い、これはフィクションであると。また、面白くもない本を繰り返し読む気もしない。だからといって速読が良いかと言うと、10分で読み上げる本などいっそ読まない方が良い。何回も読む、何冊も読む。どちらも良い読書では無いようだ。 内容や意味がわからない本を読む乱読には、セレンディピティが生まれる可能性がある。探していたものが思いがけず繋がる。雑談でもセレンディピティはあるのだと。 私なら。速読でも乱読でも、読書百遍でも、目的に合わせて好きに読めば良いと思う。情報を拾いたいだけなら速読。文章に対して自分の意見を持って思考したいなら、ページを可逆的にいったりきたり。共通項や異なる視点を探り、真理を模索するなら乱読。言葉から連想し、ページの外で思考するために読む。 本は買うべきだと著者。著者は6ヶ月定期を買って、皇居の周りを歩く。これらは元を取りたいというか気持ちがその行為の動機づけに働くらしいが、私は買わないと大事に読まない、という気持ちは分からない。買っては売ってを繰り返すし、中古でもレンタルでも、読めれば、その手段にはこだわりがないから。
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「生活から遠い内容の書かれた本を読みなさい」と違う本でも似たようなことを言っていて、 今まで見向きもしなかった本に触れようと実際やってみた。 図書館に言って普段は景色の一部になっている分野の棚に立って 適当に手に取って開いてみた。 本って一冊でひとつの世界だから、興味無いものでも...
「生活から遠い内容の書かれた本を読みなさい」と違う本でも似たようなことを言っていて、 今まで見向きもしなかった本に触れようと実際やってみた。 図書館に言って普段は景色の一部になっている分野の棚に立って 適当に手に取って開いてみた。 本って一冊でひとつの世界だから、興味無いものでも無理やり開いて見てみると 今までなんで見てこなかったんだ!と驚くほど視野が広がる。文字通り世界が広がる。それがおもしろい。 そこが乱読のゆえんなのかな。知らんけど。 もっとやったらさらにおもしろくなりそうなので、時間をとって本棚の片っ端から手に取り、パラパラと開き、ただ見るだけ。っていうのをやりたい。 最後あたり読むとすごく散歩したくなってくる。
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KindleUnlimitedで読了 読書をいかに血肉にするかという方法論。 面白いのだが、先生のご著書にしては、お話しがあっち行きこっち行きする気がした。それで星がからいのだけれど。ご長命であられたし、最晩年にも新刊が出ていたのは嬉しかった。昔、自分の卒業した学校に先生の研究...
KindleUnlimitedで読了 読書をいかに血肉にするかという方法論。 面白いのだが、先生のご著書にしては、お話しがあっち行きこっち行きする気がした。それで星がからいのだけれど。ご長命であられたし、最晩年にも新刊が出ていたのは嬉しかった。昔、自分の卒業した学校に先生の研究室があり、その扉の前を通るたびに憧れを持ってお名を見たものだった。 人から与えられた本は面白くない。自分が欲して、むしろ止められても手が伸びる本から発見がある。自分の専門や、理解できる本ばかり読まないで、気になったものはなんでも読んでみるのが良い。乱読上等。そして、つまらないと思ったらやめてよく、面白かったが難しい、わからなかったものは、寝かせておいてふと手にとってみた折に入ってくるものがある。ゆっくりじっくり最後まで、という読み方も悪くないが、風が通り過ぎるように軽快に読んでも良い、等々が本書の趣旨になると思うのだが、最後の最後まで、知の鍛錬を怠らなかった外山滋比古さんらしい、洒脱な本だと感じた。もし、これを読まれて気になられたとか、逆に物足らなかった場合は、同氏のご著書「思考の整理学」「読書の整理学」も併せて読まれて欲しい。どちらも冴えわたるような名著で、ロングセラーになるだけある、素敵な本である。
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