商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2014/02/20 |
JAN | 9784087451610 |
- 書籍
- 文庫
ばけもの好む中将(弐)
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ばけもの好む中将(弐)
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商品レビュー
3.5
31件のお客様レビュー
今回も綺麗に伏線が回収されてめでたしめでたしな話だった。 いや完全にめでたしめでたしになるのはもう少し先の話なのかもしれないけれど。 ばけもの好む中将、今回はプロローグ(のような)短編がふたつと中編がひとつという少し変わった作り。 正直プロローグの方を読んでいる時は「この話は...
今回も綺麗に伏線が回収されてめでたしめでたしな話だった。 いや完全にめでたしめでたしになるのはもう少し先の話なのかもしれないけれど。 ばけもの好む中将、今回はプロローグ(のような)短編がふたつと中編がひとつという少し変わった作り。 正直プロローグの方を読んでいる時は「この話は必要なのだろうか」とか「タイトルになってるのに姑獲鳥も牛鬼も出てこないんだが」なんて思っていたんだけど必要でしたね!あのプロローグがあってこその本編(というか中編)でしたね! いや全部読んだ後も姑獲鳥と牛鬼の扱いそんなでもなかったやんという気持ちは密かにあるのですが、どちらかと言うと泣く石の方が話題になったやんと思わなくもないのですが(宗孝の落ち着きのない石呼ばわりは笑った)、でもまぁ伏線は綺麗に回収されたし「なるほどこの展開の為にあのエピソードがあったのね」と納得も出来たしこれでいいんです、うんこれでいいんだ。 最後の方に今の大河に繋がるエピソードが入っていたりしてタイムリー感を感じたりもしました。 それにしても平安ものを読むと高確率で出会う源氏物語と伊勢物語……そろそろ履修すべきか悩むところです。
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泣く石を探して、赤子を拾ってしまった宣能と宗孝。この子は何者?という謎解き物語でした。平安時代の高貴な人々が抱える闇の部分が垣間見えました。 十の姉上がまた違う姿で現れます。
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ばけものが出てきそうで結局は出てこないんだよね。今回は伊勢物語の在原業平と伊勢斎宮恬子内親王のくだりを下敷きにしたお話。上手い具合に軽快な物語を展開したなあ。糞真面目な主人公の宗孝もそれなりに活躍するし、それに上の姉たちが大活躍。個性豊かな姉妹ばかりで面白い。最後の方の牛車レース...
ばけものが出てきそうで結局は出てこないんだよね。今回は伊勢物語の在原業平と伊勢斎宮恬子内親王のくだりを下敷きにしたお話。上手い具合に軽快な物語を展開したなあ。糞真面目な主人公の宗孝もそれなりに活躍するし、それに上の姉たちが大活躍。個性豊かな姉妹ばかりで面白い。最後の方の牛車レースなかなかいいかも。
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