商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 2014/03/01 |
JAN | 9784642027212 |
- 書籍
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現代語訳 吾妻鏡(14)
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現代語訳 吾妻鏡(14)
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1253年~1257年の『吾妻鏡』の記述。 ・本巻の政治情勢 ・吾妻鏡 第四十三 建長五年(1253)正月~12月 ・吾妻鏡 第四十四 建長六年(1254)正月~12月 但し、吾妻鏡 第四十五 建長七年(1255)の記事は欠落。 ・吾妻鏡 第四十六 康元元年(1256)正月~12...
1253年~1257年の『吾妻鏡』の記述。 ・本巻の政治情勢 ・吾妻鏡 第四十三 建長五年(1253)正月~12月 ・吾妻鏡 第四十四 建長六年(1254)正月~12月 但し、吾妻鏡 第四十五 建長七年(1255)の記事は欠落。 ・吾妻鏡 第四十六 康元元年(1256)正月~12月 但し、10月までは建長八年。10月に康元元年に改元。 ・吾妻鏡 第四十七 正嘉元年(1257)正月~12月 但し、3月までは康元二年。3月に正嘉元年に改元。 注、有り。付録は、時刻表/方位。大倉御所概念図。 鎌倉時代の鎌倉、若宮大路周辺図。 天皇家系図、鎌倉将軍家系図、北条氏系図。 贅沢禁止を盛り込んだ新制十三箇条の追加や 物価統制、人質などの様々な幕府法が発布される。 その目的は、主に撫民。 地震や豪雨に洪水、暴風、火事、疫病等での民の困窮のため。 結城(小山)朝光、足利義氏、後藤基綱、伊賀光宗等の 実力者や宿老たちの死、前鎌倉将軍の頼経と頼嗣の死が 相次ぐ中、連署の北条重時の出家し、政村が連署就任。 続いて病が重なっていた北条時頼も出家。長時が執権就任。 但し、それは時宗が長じるまでの眼代(代理)であった。 実際、垸飯(おうはん)等の儀式では時頼が登場している。 北条氏の総領である得宗が権力を握る、 得宗専制政治の始まりとも言われている。 また、建長寺が創建され、開山は蘭渓道隆に。 この頃に日蓮が鎌倉で活動を開始しているが、記録は無し。 で、誤字や脱字が多くなっているような~。 将軍である宗尊親王関係の儀式の供奉人や引付、廂番等の 記録が多数記録されています。放生会等の儀式が多いからか、 差しさわりで欠席したい者が増えてるような感じです。 なかなか興味深かったのは競馬。 走る馬から相手に飛び掛かって組み合うのが、 迫力のシーンでした。スゴイな武士。 更に、のちの時宗の元服の記録が詳細な事が目立ちます。 7歳で実力者たちから介添えされての儀式ですが、 当時の武士の子の元服の様子が分かるのは良いかも。 でも、将来を見越しての忖度な記録と思ってしまいましたが。
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