遠山の金さん 山手樹一郎長編時代小説全集 14 春陽文庫14

山手樹一郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 春陽堂書店
• 発売年月日: 1977/11/10
• JAN: 9784394101147

商品レビュー

2024/09/19

遠山金四郎景元は、家督をめぐる争いに巻き込まれることをきらい、みずから家を出て「遊び人の金さん」として気ままな暮らしを送っています。ある日彼は、相模屋の一人娘であるお玉を破落戸の武家初から救い、彼女のもとに居候することになります。

その一方で金さんは、福井町の重五郎という岡っ引きから殺人事件の犯人ではないかと疑われますが、みごとな知恵で真犯人をさがし出すことに成功します。このことがきっかけで、重五郎は難事件が起こるたびに相模屋でお玉に膝枕をしてもらっている金さんのもとをたずね、事件を解決するための協力を依頼するようになります。

北町奉行になる前の若い金さんを主人公にした、ミステリ仕立ての作品です。