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森を見る力 インターネット以後の社会を生きる
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森を見る力 インターネット以後の社会を生きる

橘川幸夫【著】

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森を見る力 インターネット以後の社会を生きる

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 晶文社
発売年月日 2014/01/22
JAN 9784794968388

森を見る力

¥1,980

商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

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2023/01/09

現代の情報化社会を俯瞰的に見渡す「森を見る力」の大切さについて。 単なる懐古のような記述もあったが頷ける点も多く、例えば紙媒体の書籍の衰退についての「僕たちの世代は、インターネットがなかった時代と、インターネットが普及していく時代の両方を知っている。(中略)両方知っている端境期...

現代の情報化社会を俯瞰的に見渡す「森を見る力」の大切さについて。 単なる懐古のような記述もあったが頷ける点も多く、例えば紙媒体の書籍の衰退についての「僕たちの世代は、インターネットがなかった時代と、インターネットが普及していく時代の両方を知っている。(中略)両方知っている端境期の世代古紙、本の意味と価値を再検討出来る立場にいる。そして、その再検討の中からしか、未来の書籍文化は現れてこないだろう」(P168)という記述などは、改めて書籍との関わり方を考えさせてくれる。 また広告について論じた章で、「イギリスでは義務教育のカリキュラムの中に「広告教育」が入っていて、その内容は「広告はすべて嘘だから信用しないように」という広告リテラシーの授業である」(P181)という記述があった。以前に比べ広告の意味や質が加速度的に変化し、消費者はその速度について行けていないように感じることが多い。このイギリスでの教育の内容にはとても興味があり、何か参考文献を探して読んでみたいと思った。

Posted by ブクログ

2019/09/08

Twitterでオススメされてて読んだ。 「この手の本は、話がバラバラだから意味がない」ではなく、色々な経験からくる考えを通して、筆者の思想の幹になるものを感じるものなんだろうなと思う。 それを、こういう考えだ、それにはこの3つの理由があって、とかって圧縮してしまうと抜け落ちる情...

Twitterでオススメされてて読んだ。 「この手の本は、話がバラバラだから意味がない」ではなく、色々な経験からくる考えを通して、筆者の思想の幹になるものを感じるものなんだろうなと思う。 それを、こういう考えだ、それにはこの3つの理由があって、とかって圧縮してしまうと抜け落ちる情報があるんだと思う。 本文に関しては、特に戦後からの日本の移り変わりの話。結局次の日本はどうなるんだろーと考えた時に自分で意思を持って作品を作ったりそれを編集する人が必要で、そのコアの部分は外注するべきじゃないなと思った。

Posted by ブクログ

2018/11/18

渋谷陽一と共に『ロッキング・オン』を創刊するなど、メディアビジネスの最先端にいた著者が説く『森を見る力』。人や社会とのつながりにおいて最早なくてはならないインターネットとの関わりについて、敢えてインターネットから遠いところに視点を置いて(副題のとおり)「インターネット以後の社会を...

渋谷陽一と共に『ロッキング・オン』を創刊するなど、メディアビジネスの最先端にいた著者が説く『森を見る力』。人や社会とのつながりにおいて最早なくてはならないインターネットとの関わりについて、敢えてインターネットから遠いところに視点を置いて(副題のとおり)「インターネット以後の社会を生きる」ことを考察する。 戦後社会の中で変質したものを順にたどるところから始まるのだが、どれもこれも膝を打つものばかり。「どこか違和感がある」という表現にとどめて批判せず、具体的な提言があったり、自身が実際に行っている活動に言及したり。行動の伴った人の言葉はやはり強い。 また、語り口にまったく力みがない。これだけの中味なら、ついつい筆にも力が入りそうなものだが、そこはインターネット出現前からメディアを引っ張って来た第一人者。「力作」という形容がまったく似つかわしくないトーンに、逆に冴えと自信が感じられる。 こんな人に「未来の芽を探していこうと思う」と言われてしまうと、ワタシも何かしないと、という気になってくる。

Posted by ブクログ

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