商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2014/01/25 |
JAN | 9784121022523 |
- 書籍
- 新書
さすらいの仏教語
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さすらいの仏教語
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
普段、何気なく使っている言葉には、仏教を由来とするものが多数ある。それらを著者ならではの軽妙な筆致で解説。語源を学ぶとともに、仏教的な物の見方や考え方にも触れられる一冊。心に残った一節は、今後も繰り返し読み味わいたい。
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日常語の中から、88個の仏教由来の言葉について、元々の意味を踏まえながら書かれたエッセイ集。中央公論の8年にわたる連載として書かれたものなので、文章は肩肘をはらず、読みやすい。そしてユーモアに溢れている。 本書は2つの大きな驚きを与えてくれる。一つは、「自由」、「実際」、「徹底...
日常語の中から、88個の仏教由来の言葉について、元々の意味を踏まえながら書かれたエッセイ集。中央公論の8年にわたる連載として書かれたものなので、文章は肩肘をはらず、読みやすい。そしてユーモアに溢れている。 本書は2つの大きな驚きを与えてくれる。一つは、「自由」、「実際」、「徹底」など、ごく普通に我々が使っているこんな言葉も仏教由来だったのかという驚き。「台無し」のように、なるほど言われてみればと思うものもあれば、擬態語の「ガタピシ」のような意外な言葉もある。もうひとつは、現在使われている意味と、もともとの仏教由来の意味とがこんなにも違ってしまったのかという驚き。普段使いの言葉が、タイトルの「さすらい」という形容詞の通り、時間と空間を旅する中で、ほとんど真逆ともいえる意味の変化をしている。 本書は、われわれの生活の中に通奏低音のように流れる仏教的なものとの関わりと、それらを、ときには大胆に咀嚼してしまう人々の豊かな感性の点描となっている。読みやすいエッセイとして、時間のあるときに、あるいは電車の中で、気ままな気持ちで読むことが、この本の楽しみ方だ。感心したり、納得したり、意外な気持ちになったりと、日々の暮らしを豊かにしてくれるだろう。
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仏教語が元となった言葉は実に多いということがわかる。正直に言えば、半分は知っていた話ではあるけれど、改めてまとめて読むと仏教が近くなる。 章ごとの冒頭は数字と川口澄子さんの絵だけ。ああ、言葉抜きで感じなさいという意味ね。
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