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領主館の花嫁たち
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領主館の花嫁たち

クリスチアナ・ブランド(著者), 猪俣美江子(訳者)

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領主館の花嫁たち

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2014/01/30
JAN 9784488010164

領主館の花嫁たち

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商品レビュー

3.4

7件のお客様レビュー

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2020/01/15

数年来積読となっていた本書を読了。 ゴシックロマンとはこういうものなのかもしれないが、個人的に全く刺さらなかった。 屋敷に巣食う幽霊との対決の流れになったところだけは盛り上がったのだが。

Posted by ブクログ

2016/03/18

呪われた一族の領主館が舞台のゴシック・ロマン風ゴーストストーリー。『ねじの回転』や『レベッカ』を期待して、前半は不幸な死につきまとわれた一族を見守るべく、一気に読み進めたけど、後半からはびっくりするぐらいに豹変してしまったティティや自分勝手な双子の姉妹の悲劇に感情移入できずに最後...

呪われた一族の領主館が舞台のゴシック・ロマン風ゴーストストーリー。『ねじの回転』や『レベッカ』を期待して、前半は不幸な死につきまとわれた一族を見守るべく、一気に読み進めたけど、後半からはびっくりするぐらいに豹変してしまったティティや自分勝手な双子の姉妹の悲劇に感情移入できずに最後まで読み終えてしまった。呪いをかけた幽霊のせいにしているけど、実はそういうことだけでもないような救いのない人間の愛憎劇。けど、こういう雰囲気のゴシックホラーは時々読みたくなるので嫌いではない。

Posted by ブクログ

2015/04/09

本格ミステリの巨匠クリスチアナ・ブランドの最後の長編。 謎めいた雰囲気はありますが、推理小説ではなく、ゴシック・ロマンスです。 ブロンテ姉妹の作品や「ねじの回転」「レベッカ」、あるいはケイト・モートンなどがお好きな方はぜひ。 1840年、ヒルボーン一族が住むアバダール屋敷は、当...

本格ミステリの巨匠クリスチアナ・ブランドの最後の長編。 謎めいた雰囲気はありますが、推理小説ではなく、ゴシック・ロマンスです。 ブロンテ姉妹の作品や「ねじの回転」「レベッカ」、あるいはケイト・モートンなどがお好きな方はぜひ。 1840年、ヒルボーン一族が住むアバダール屋敷は、当主の妻がなくなり、悲しみに包まれていた。 幼い双子の姉妹クリスティーンとリネスの家庭教師として、アリス・テターマンが雇われる。 すぐにテティと呼ばれて家族に慕われるようになった若い女性だが、彼女もまた癒しがたい傷を負っていた。 250年前、エリザベス朝に起きた不幸な出来事から代々、領主の妻たちは狂気に見舞われてきたという。 信じがたい不可思議な出来事がしだいに、疑いようもなく起きていくが‥ 双子の姉妹も娘らしくなっていったが、家を離れることは亡霊が許さないかのよう? 美しい亡霊に存在感があるのが異色ですね。 そして、亡霊よりも、もっと怖いのは‥ 性格の違う双子の選んだ道は。 管理人のヒルとテティは惹かれ合うが、思いがけない事情がおきて‥ 時代色たっぷりに丁寧に描きつくされる登場人物、悲劇的な愛と憎しみ。 特異な状況の空気感まで、ありありと感じさせるのに感服しました。 ミステリではないけれど、ブランドの読者にもおすすめ。 なかなか、これだけの作品は読めませんよ。 長年培った技巧を結集させたゴージャスな作品です☆

Posted by ブクログ

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