商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2014/01/24 |
JAN | 9784087815320 |
- 書籍
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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
葬式不要論を唱えられている島田裕巳氏の、葬式や墓がいかに時代にそぐわなくなってきているかについて書かれた本。 『葬式は、いらない』で主張されていた内容が、さらに深く掘り下げられており、とても興味深く読んだ。仏教徒でもないのに葬式もお墓も不要だと常々思っているので、深く共感した。...
葬式不要論を唱えられている島田裕巳氏の、葬式や墓がいかに時代にそぐわなくなってきているかについて書かれた本。 『葬式は、いらない』で主張されていた内容が、さらに深く掘り下げられており、とても興味深く読んだ。仏教徒でもないのに葬式もお墓も不要だと常々思っているので、深く共感した。 剃髪もせず外車を乗り回している住職家族の寺に、僕の大好きな祖父のお墓がある。仏教ってそんなものなのか。修行してほしい。車はミラパルコ程度にしてもらいたい。税金も払ってほしい。 映画『トランセンデンス』に、遺灰を湖に撒くシーンがある。 映画の内容はあんまりなのだが、あのシーンはとても美しかった。 僕は自然葬か0葬(火葬場で遺骨を引き取らず、火葬場側に処分してもらう)ですっきり人生の幕を閉じたいと思います。 なるべく多くの方に読んでもらいたい本です。
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時代を追って葬式の在り方について、または、死者の葬い方について考察する内容。告別式の発祥中江兆民や、葬式の発祥曹洞宗、日本各地の葬儀の在り方がそれぞれ違うこともリポート。
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かつて、日本人は死者とともに生きていた。家には仏壇があり、家族が集まる茶の間には祖先の写真が飾られていた。けれども、人が都会に住むようになると、そうしたことは置き去られ、死者が忘れられた生活が定着した。死者を丁重に葬ることは日本の文化だと言われてきたが、こうして死者が遠景となっ...
かつて、日本人は死者とともに生きていた。家には仏壇があり、家族が集まる茶の間には祖先の写真が飾られていた。けれども、人が都会に住むようになると、そうしたことは置き去られ、死者が忘れられた生活が定着した。死者を丁重に葬ることは日本の文化だと言われてきたが、こうして死者が遠景となった時代には、「極端な言い方をすれば、もう人を葬り、弔う必要はなくなっている」。 葬送の自由をすすめる会会長である著者は、このような考えに立ち、タイトルにもなっている「0葬」を推進しようと提案する。人が亡くなると遺体は葬儀を経て火葬場へ運ばれるのが一般的だが、遺体を直接火葬場へ運び入れ、葬儀をしないのが「直葬」である。「0葬」はさらに進んで、火葬場に遺骨を引き取ってもらうことで、葬送のすべて(墓とか供養とか戒名とか)を終了させてしまおうというものだ。 今の時代、遺体は「処理」すればよく、それは、死んでいく人も残される人も「自由だということでもある」。著者のこの言葉は、これから死者が増え続けていくこの社会に向けた、はなむけであるだろう。
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