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オペラの終焉 リヒャルト・シュトラウスと『バラの騎士』の夢 ちくま学芸文庫
1,430円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2013/12/12 |
JAN | 9784480095787 |
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オペラの終焉
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オペラの終焉
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
著者の博士論文を大幅に加筆した著作。批判的なことも書いているけれど、全編に渡ってR・シュトラウスの『バラの騎士』への愛に満ちていると言えると思う。文庫版あとがきによれば若書きのところも見られるとのことで、確かに気恥ずかしくなるところもあるのかもしれないけれど、それもシュトラウスへ...
著者の博士論文を大幅に加筆した著作。批判的なことも書いているけれど、全編に渡ってR・シュトラウスの『バラの騎士』への愛に満ちていると言えると思う。文庫版あとがきによれば若書きのところも見られるとのことで、確かに気恥ずかしくなるところもあるのかもしれないけれど、それもシュトラウスへの愛ゆえだと思う。 19世紀末から20世紀初頭という時代はワーグナーという巨人が去った後であり、大衆・工業化・両世界大戦の時代の前夜でもあって今まで通りのオペラは書くことはできない時代。その中でシュトラウスはバラの騎士において、去りゆく調律音楽の時代への郷愁を公爵夫人の老いへの悲しみと重ね合わせて描いた。大衆音楽であったワルツを三重唱を始めとした朗々とした歌と組み合わせたその表現は、大衆・ブルジョア・貴族の世界が混ざり合う19世紀〜20世紀初頭でしか生まれようがなかった作品なのだということが理解できる。 最近新国立劇場で上演された「ばらの騎士」は好評を博していたけれど、岡田さんはどのようにみたのだろうか。そして、オペラは(クラッシックも)引き続き失われつつある(失われた)時代への郷愁に浸るための存在なのだろうか。他の著作も読んで確認したいところ。
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リヒャルト・シュトラウスのバラの騎士について、その歴史的意義を考察した論文。筆者の博士論文とのこと。 20世紀のオペラ、文化潮流を概観し、バラの騎士をオペラの終焉たる作品と位置付ける。その流れは興味深く、これからリヒャルトを演奏する際にも参考になると感じた。 20世紀オペラのもう...
リヒャルト・シュトラウスのバラの騎士について、その歴史的意義を考察した論文。筆者の博士論文とのこと。 20世紀のオペラ、文化潮流を概観し、バラの騎士をオペラの終焉たる作品と位置付ける。その流れは興味深く、これからリヒャルトを演奏する際にも参考になると感じた。 20世紀オペラのもう一人の代表選手であるプッチーニとの関わりについても、もう少し知りたかった。 (2014.8)
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