商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2013/12/09 |
JAN | 9784120045769 |
- 書籍
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向かい風で飛べ!
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向かい風で飛べ!
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商品レビュー
3.9
22件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
道民は毎年冬になるとTVで大会の中継番組、新聞で結果などをよく見聞きするけど、見るだけ〜の人が圧倒的に多いスポーツ(特殊な競技で、一般市民には「ちょっとやってみよう!」って軽いノリで体験しにくい)、スキージャンプ競技のお話。 転校先で理子の美しいジャンプに魅せられ、母に反対されながらも競技の世界に足を踏み入れ、頭角を現すさつき。 敗北、挫折を未だ知らない、同年代の競技者の中では絶対的存在の理子。 ジャンプ競技を通して、違う分野に夢を見い出す圭介。 登場人物たちの切磋琢磨する様子がまぶしい。 さつきも理子もオリンピック選手になれただろうか?圭介の夢は叶っただろうか?物語の世界の未来ではきっと実現されていると信じたい。 より遠くへ飛んで記録を伸ばすには、道具や姿勢だけでなく、選手本人の体型もモノを言うようで、中学生になり身体に変化が現れ出した理子は、精神的にもスランプに陥ってしまうが、周囲の助けもあり、本来の自分を取り戻す。 食べ終えた晩ご飯をトイレで吐くシーンでは、この子このまま拒食症になってしまうのでは?!とハラハラだった。 小学生のころから「将来のオリンピック選手」と町中の人やマスコミにまでもてはやされ、理子には本当にプレッシャーだったと思う。「ジャンプがイヤになったらやめてもいい」と言うお母さんの存在がまだ救いだったのだろうな。 さつきのお母さん、序盤はヒステリックでイヤな感じの母親という感じがしながらも、夫や娘のしたいことに付き合わされて生活基盤がガラリと変わってしまう気の毒な人という印象も。 途中からは肝が据わって別人のよう。今置かれている環境で暮らしていく!という覚悟が伝わってきた。
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完全アウェーの転校生、さつき。 スキージャンプの天才美少女、理子との出会いが、孤独で憂鬱な日々を塗り変えていく―わくわく、ハラハラ、うるうる。 (アマゾンより引用)
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スキージャンプの選手として切磋琢磨する2人の少女の物語。小学生〜中学生までの数年間の競技生活が描かれており、さわやかな青春小説というキャッチコピーがぴったりだった。 スキージャンプは見るからに怖そうなので、やってみるまでのハードルが高いスポーツのように思えるが、確かに空を飛ぶとい...
スキージャンプの選手として切磋琢磨する2人の少女の物語。小学生〜中学生までの数年間の競技生活が描かれており、さわやかな青春小説というキャッチコピーがぴったりだった。 スキージャンプは見るからに怖そうなので、やってみるまでのハードルが高いスポーツのように思えるが、確かに空を飛ぶという夢のあるスポーツであることは確かだ。ジャンプの楽しさに魅入られる、体験から入団までのシーンは特に面白く読んだ。 小学生からずっと同じスポーツをしていれば、体型の変化は必ずついてまわる課題だと思う。そのような課題も正面から描いていて応援したくなった。ジャンプに反対だった母親視点の章が入っているのも良い。 行動の理由や心理描写がとても丁寧に描かれているので、入試問題にこの作品がよく使われるというのも納得。中学生が読んでも楽しめると思う。
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