商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2013/12/13 |
JAN | 9784575516371 |
- 書籍
- 文庫
太陽おばば
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太陽おばば
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
あらすじを読んで、耶知子さんは清楚な神々しい人を想像してた。実際は、向かいに住んでるだけの主人公《舞》を足代わりに使い、大声でアロハオエを歌いながら布団をバシバシ叩く、元気いっぱいのおばあちゃん。 一見して冷たいようで、人の話も聞いていないかのようだけど、本当は《死に行く人》と...
あらすじを読んで、耶知子さんは清楚な神々しい人を想像してた。実際は、向かいに住んでるだけの主人公《舞》を足代わりに使い、大声でアロハオエを歌いながら布団をバシバシ叩く、元気いっぱいのおばあちゃん。 一見して冷たいようで、人の話も聞いていないかのようだけど、本当は《死に行く人》と《遺される人》の橋渡しをしてくれる。 耶知子さん自身にも、かつてつらい別れがあったから… 所々でふと見せる、寂しそうな耶知子さんの姿。なんとなく予想がつくような展開に、ギリシャ旅行には行かないでほしい、と思いながら読んだ。 不思議なおばあちゃんと一緒に過ごすうち、自分なりの「命をのこす道」を見出した舞。耶知子さんが舞のお母さんに伝えた事は、私も胸に刻んでおきたい。
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太陽のように明るく元気な耶知子おばばと、離婚した独身女性の心温まる物語。 裏表紙にはミステリーなんて書かれていたけれども、そんな仰々しいものではなく、耶知子おばさんの優しさを感じるヒューマンドラマ。 読み終わった後は、ほのかにおひさまの匂いを感じられるだろう。
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すっごいよかったー( ノД`)シクシク… 最後の数ページは泣けます。ほんとにボロボロきます(。´Д⊂) ウワァァァン!! それ以外は抱腹絶倒間違いなしの面白さです。一冊で二度美味しいな! 太陽おばばの耶知子さんの、人生の重みがぎっしり乗った言葉の数々が、主人公の舞ちゃんくらいの年...
すっごいよかったー( ノД`)シクシク… 最後の数ページは泣けます。ほんとにボロボロきます(。´Д⊂) ウワァァァン!! それ以外は抱腹絶倒間違いなしの面白さです。一冊で二度美味しいな! 太陽おばばの耶知子さんの、人生の重みがぎっしり乗った言葉の数々が、主人公の舞ちゃんくらいの年頃の私には、彼女と同じくらい響きました。 子供を持てなくて、悲しい思いをしてる人、仕事の事とかで一人で悩んでいる人、不安を抱える30代の女性に読んで欲しいです。 もちろん、他の人にも、その年だからこそ響く、まさにジャストヒットする一言がこの本から見つかるはずです。 耶知子さんの明るさ、優しさと厳しさ。舞の不安、哀しみ、そしてそれを乗り越える強さに、たくさん考えさせられます。 私もいつも不安と戦ってます。普通に生きたくて、普通の幸せを手にしたくて、絵に描いたような『当たり前』と自分は何が違うのか、指折り数えて悲しんでいる。でも、そういう同世代の人はきっと沢山いるんだろうなぁ。 この本に出てくる二人の女性は、『当たり前』がどんなに奇跡なのかをよく知っている。例えば、人として当たり前の営みである、命を繋ぐということ。それが不可能な舞ちゃん、繋ぐことができても、娘さんと音信不通になってしまった耶知子さん。 いつ命や絆が途切れてしまうか分からないから、大切な人には、大切だよと伝えなければならないし、ついていた嘘は謝らなくてはならないし、逃げてたことには向き合わなくてはいけないのです。なるべく早く。どんな時だって。 そして、伝えられる何かがあるということは、とっても幸せなことなんだと、思い出させてくれた。 家族を抱きしめたくなる。そして、前向きに生きたくなる本です。まさにお天道様に向かって、大きく手を伸ばしたくなるような、そんな本でした。
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