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櫛挽道守
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櫛挽道守

木内昇(著者)

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櫛挽道守

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2013/12/05
JAN 9784087715446

櫛挽道守

¥1,760

商品レビュー

4.6

51件のお客様レビュー

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2024/08/19

木曽の景色、板ノ間に響く櫛挽きの音、拍子を数える登瀬の表情、豊かで心地好い方言…丁寧な描写が、無尽に想像を広げ、感情移入を容易にする。個々の人物造形も秀逸。一気読み必至。暫し感動の余韻に浸る。トリプル受賞(中央公論文学賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞)納得の、素晴らしい作品だった。

Posted by ブクログ

2024/06/15

少し古い言葉遣いで最初は読みにくく感じた部分はあったものの、主人公と彼女を取り巻く人々の心情が丁寧に描かれており、ハラハラドキドキといった盛り上がりはないものの、しんみりと心にしみわたる物語でした。

Posted by ブクログ

2022/08/21

藪原の櫛挽職人のお話。 女性は嫁入りして跡取りを産んでこそ幸せという、古い慣習に絡め取られそうになりながら、櫛引に魅入られて修行に励む主人公。周囲の思惑通りに生きることはできない。母親も妹も理解してくれない。周囲に迷惑を掛けても、櫛を挽くことから離れられない。家族も、登瀬と関わる...

藪原の櫛挽職人のお話。 女性は嫁入りして跡取りを産んでこそ幸せという、古い慣習に絡め取られそうになりながら、櫛引に魅入られて修行に励む主人公。周囲の思惑通りに生きることはできない。母親も妹も理解してくれない。周囲に迷惑を掛けても、櫛を挽くことから離れられない。家族も、登瀬と関わる源次や実幸も、皆一人ひとりがそれぞれに、あがきながら自分の居場所を作るために、懸命に生きている。師匠でもある寡黙な父親と、亡くなった弟の思いが、あたたかく優しい光を感じさせる。 久しぶりに、感動しました。 とても良い本に出会えてよかったです。

Posted by ブクログ

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