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同性愛の社会史 イギリス・ルネサンス フィギュール彩6
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同性愛の社会史 イギリス・ルネサンス フィギュール彩6

アランブレイ【著】, 田口孝夫, 山本雅男【訳】

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同性愛の社会史 イギリス・ルネサンス フィギュール彩6

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 彩流社
発売年月日 2013/12/04
JAN 9784779170041

同性愛の社会史

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商品レビュー

4

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2023/03/05
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※このレビューにはネタバレを含みます

すんげえ気に入った。次からは素人目線のまとめなので暖かい目で見てください。 第1章では、ルネサンス期のイギリス、もしくは西ヨーロッパ(キリスト教世界)における同性愛の見られ方を書いている。同性愛は、なるべく触れたくないおぞましいものでありながら、誰もが陥りうる間違いなのだとされていた。 第2章では、実際同性愛とはルネサンス期イギリスの中でどのように行われていたのかを書いている。「家」で使用人として働く少年などと家の主人がそのような関係になることはさほど珍しくなく、他の家族員からも特に気にはされていなかったようだ。 第3章では、再び社会から見た同性愛について書いている。初めは誰しもが陥りうるものだと見られていた同性愛は、それに反感を持った者が文字としてそれを表すことにより――もちろんそれだけが要因ではないことは承知の上だが――より敬遠されるものになった。社会からは激しい嫌悪をもって見られるようになったそれは、しかしながら実際は大規模に蔓延っていたのだ。 第4章は「モリー」と題され、モリー・ハウスについて書いている。モリー・ハウスとは、同性愛者の集う酒場や宿屋で、同性愛の傾向を持たない人間からは触ってはいけないものだとされていた。多数のモリー・ハウスが存在したが、それらは風紀改善教会という宗教組織に見つからない限りは平穏にやっていくことができた。犯罪の抑制装置としてのモリー・ハウスは常に必要とされたので、たとえ検挙されても数年後には同じ役割を担うモリー・ハウスが出てくるのだ。

Posted by ブクログ

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