ひかりナビで読む竹取物語 文春文庫

大塚ひかり【著】

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2013/12/04
• JAN: 9784167838980

商品レビュー

2014/09/09

【日本最古の物語『竹取』が大塚ひかり全訳で現代に甦る！】かぐや姫は悪女?? 豊かな現代語訳で『竹取』世界が鮮やかに描き出される。作品に潜む多くの謎に迫る古典エッセイも収録！

2014/01/08

二部に分かれていて一部が「竹取物語」。
大塚ひかりさんの訳が非常にわかりやすい。
竹取物語がダジャレだらけなのも驚き。
面白かった。竹取物語入門にはいいと思う。

二部は「古典世界へのいざない」。
昔話って元々はこんな話だったらしい。
浦島太郎は、実は乙姫が亀に化けて太郎を誘った。
舌切り雀は、怪我をした雀を飼っていたおばあさんがお金持ちになった。
それを見た隣のおばあさんが捕まえてきた雀の骨をわざと折り、世話をして恩を待つが、雀にもらった種から出た毒虫に刺されて死ぬ。

その他、宇治拾遺物語や蜻蛉日記、源氏物語などについての解説がある。
大塚さんの古典に対する愛情が感じられて、「お、今度は宇治拾遺物語読んでみようか」って気になる。