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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日学生新聞社 |
発売年月日 | 2013/11/18 |
JAN | 9784907150150 |
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
主人公は20歳の三人組だけど、児童文学として文句なしに成立しているのが面白い。というのも、彼らの時間はある意味9年前に友人を踏切事故で亡くしてから止まったままで、彼らの時が再び動き出すことがテーマとなっているから。そこに現在の小学五年生の子たちの物語が絡む。みんなそれぞれに課題を...
主人公は20歳の三人組だけど、児童文学として文句なしに成立しているのが面白い。というのも、彼らの時間はある意味9年前に友人を踏切事故で亡くしてから止まったままで、彼らの時が再び動き出すことがテーマとなっているから。そこに現在の小学五年生の子たちの物語が絡む。みんなそれぞれに課題を抱えているのが、物語の終わりではみんな解決されているのが心地よい。たとえば、引きこもりからの脱出。自分に合った職業を見つける。いじめの克服。自分の弱さに打ち克つ。現実にはそんなにうまく物事は運ばないと思うけれど、物語の中で疑似体験として味わうのはとてもいいことだと思う。 また、物語の進行は一人称で、語り手が順繰りに代わりながら進む。最初は20歳の男性がですます調で語りだすので、あれれ? と思ったが、同じ調子で小学5年の女の子、小5男子と移り変わってゆくので、だんだん違和感がなくなっていくところが面白い。そして、いじめやひきこもりの描写が意外と容赦ないので、読みやすくはあるものの、決して甘い話ではない。
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かつて中学校にて副担任をさせてもらった教え子の作品。 児童文学としては秀逸な作品に仕上がっているなと感心させられた。 大人向けの小説にもぜひともチャレンジしてほしい。
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