いちばんでんしゃのうんてんし

たけむらせんじ(著者), 大友康夫

• 販売会社／発売会社: 福音館書店
• 発売年月日: 2013/11/08
• JAN: 9784834080285

商品レビュー

2024/06/24

4歳6ヶ月。息子が保育園で借りてきた絵本。
中央線がバーンと表紙に描かれてる本なのでもうこれを借りずにいられないという雰囲気だったんでしょう。運転士の１日であって、しかも電車を動かす様子がリアルに描かれていて、もうほんとに電車好きなら涎モノだと思うんだけど、言葉が難しかったのか、途中弱音を吐く始末。
母ちゃんも、「これは難しい言葉が出てくるね。でもわかんなくてもなんとなく聞いてみて」と言って最後まで読んでみることに。
絵本の中で、操縦席が描かれてる部分は絵本のレバーを倒すマネして喜んでました。
いろいろわかるともっと面白さがわかるかもしれないな。

2021/09/17

電車が好きな長男が、3歳のころから繰り返し読んでいる一冊です。
「いちばんでんしゃのしゃしょうさん」も持っていますが、中央線以外にもいろいろな電車が登場するためか、こちらの方が好きなようです。

2020/01/31

　「いちばんでんしゃのしゃしょうさん」をかいた，竹村宣治さん・文，大友康夫さん・絵の組み合わせです。
　車掌に続いて，運転士の仕事が描かれています。

　本文（＊注釈以外の部分）は10分程度で読めます。
　小学生，電車好きの子なら年長くらいでも楽しめると思います。

　中央線の一番電車の運転士さんのお仕事。

　運転士のなかむらてつやさんが，朝の一番電車の東京発高尾行き４３１Ｔに乗務します。
　そのための起きてからの流れが，事細かく描いてあります。
　絵本なので，正確なことは当然ながら，子どもにもわかりやすい簡潔な文体，電車の中の様々な設備や装置など。中央特快の基本的な知識はきちんと織り込まれていると思います。

　運転士の場合，定時運行が大事。喚呼に「ていじ」が何回もでてきます。13秒遅れを，次の駅の停車時間を短くして定時に戻すんだなあ，職人技だなあ。

　大友さんの正確で，なおかつ色鉛筆主体の優しい絵。
　電車は機械なんだけど，でも，それだけではないんだなあと感じます。

　子どもたちにとって，運転士のなかむらさんといっしょに一番電車に乗ったような満足感が感じられる本なんじゃないかなと思います。

　児童向けだけど，大人が読んでも大丈夫。