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「幽霊」が隣で聞いている
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「幽霊」が隣で聞いている

蒼井上鷹(著者)

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「幽霊」が隣で聞いている

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2013/10/30
JAN 9784396634278

「幽霊」が隣で聞いている

¥1,760

商品レビュー

3.7

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2024/04/17
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そこにいたの! ? 存在感がない男・小仏さん。小さな街で巻き起こる事件の連鎖を、史上最も影のウスイ探偵が解決する! 最後に明かされる真実に、驚愕間違いなし! さまざまな声が小仏さんの体を素通りしていく。何だか自分が幽霊にでもなったような、妙な気分だ。 毎日通う喫茶店でも顔を覚えられず、隣に座っていても大事な話を始められてしまうほどの存在感。 だがそんな彼の周囲で、不可思議な事件が起こり始める。 友人に借りた自転車が盗まれ、その友人が失踪したかと思ったら、部屋からミイラ化した遺体が見つかったのだ! ややこしい事件と絡まる糸を、解くことはできるのか! 「幽霊」のように陰から事件を追いかける小仏さん! ?そして驚愕の結末を見よ! 喫茶店やファミレスで誰かが話している会話を聞くわけではないけど、聞こえてくる。そんなかんじの話だった。とにかく、いろんなことが起こっていて、それがぐちゃぐちゃになっていく。だけど、なんだか小仏さんが、行動して時には相手をけしかけて解決に向かっていく。 そして、出てくる人がもうみんな怪しい。なんなら小仏さんの甥っ子のジュニアも本当に怪しかった。いい人なのかもしれない。小仏さんにとっては、唯一の身内なのかもしれない。だけど、なんだか怪しい。とにかく怪しい。 街のお巡りさんの野崎も怪しい。みんなには話しやすいお巡りさんなのかもしれないけど、小仏さんに対する態度とか少しひどいし、なんだかとにかく怪しい。 小仏さんが通っていた喫茶店の常連サラリーマンの福田課長と矢来さんも怪しい。福田課長は猫をいじめていた男の子の父親だし、矢来さんは火事を見に行くことが趣味でブログもやってる。しかも、この2人は火災保険の会社に勤めてる。怪しい… ぶっちゃけ、小仏さんの唯一の友人の田無さんも怪しかった。なんで、こんなに出てくる人、ほとんどが怪しいのよ、この話はってなる。 そして、小仏さんがとある文面の直後から人が変わったみたいに行動的になったのがびっくりした。田無さんのことやいろんなことがあったから、その怒りとかそういうのが行動の原動力になってるのかなって思った。その行動も結構、大胆で少し心配になりぐらいだった。だけど、小仏さんを応援するつもりで読んでいった。 最後の最後で衝撃的な事実が発覚。マジでびっくりした。え?マジで?ってなった。そうして、タイトルをもう一回読み直したら、なんだか新しい意味に思えてきた。読む前とは違う印象。うーん。まさかだったな。 2024.4.17 読了

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2016/06/03

(2016/6/3読了) ちょっと気になる作家さん。図書館の書架で目に入ったので借りてみた。 すっかり幽霊の話かと思っていたので、冴えない老人の様子が延々と続いて、物語が動き出すまで苦痛だった。 2つの事件が同時進行。次々とあっけなく登場人物が死んでいく。 主人公はずっと「小仏さ...

(2016/6/3読了) ちょっと気になる作家さん。図書館の書架で目に入ったので借りてみた。 すっかり幽霊の話かと思っていたので、冴えない老人の様子が延々と続いて、物語が動き出すまで苦痛だった。 2つの事件が同時進行。次々とあっけなく登場人物が死んでいく。 主人公はずっと「小仏さん」。火事の後の息を引き取ったシーンあたりから、もしやと思ったその通りに。真犯人は想像つかなかったけど、意表をつくほどの人物ではなかったので、あっけなく終わってしまった感じ。 星は2と3の間って感じだな。 (内容) 毎日通う喫茶店でも顔を覚えられず、隣に座っていても大事な話を始められてしまうほどの存在感。だがそんな彼の周囲で、不可思議な事件が起こり始める。友人が失踪し、その友人から借りた自転車が盗まれたかと思ったら、部屋からミイラ化した遺体が見つかったのだ!ややこしい事件と絡まる糸を、解くことはできるのか!「幽霊」のように陰から事件を追いかける小仏さん!?そして驚愕の結末を見よ! (目次) 第1章 「幽霊」も歩けば事件にぶつかる 第2章 警察は「幽霊」を守ってくれない 第3章 壁に耳あり 隣に「幽霊」 第4章 「幽霊」は暁に消える

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2014/11/08

この作家の長編を始めて読んで、本格推理の作家で在ることを改めて認識した。 珍しくひねくれた文章ではなく最後まで一貫した謎解き物で面白く読めた。 逆に言うと小難しいギャグの連発を期待した人は評価が下がるかもしれないが、私はこの小説が好きだ!日付順に物語が進むのは短編の方が得意な作家...

この作家の長編を始めて読んで、本格推理の作家で在ることを改めて認識した。 珍しくひねくれた文章ではなく最後まで一貫した謎解き物で面白く読めた。 逆に言うと小難しいギャグの連発を期待した人は評価が下がるかもしれないが、私はこの小説が好きだ!日付順に物語が進むのは短編の方が得意な作家の魅力だろう。題名からオカルト紛いを想像された方は、純粋な本格派作品なので安心してお楽しみ下さい。

Posted by ブクログ

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