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魔法の樽 他十二篇 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2013/10/18 |
JAN | 9784003234013 |
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魔法の樽
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商品レビュー
3.5
8件のお客様レビュー
仕事のない作家、学校を止めてしまった若者、住居を追い出される年金生活者など、平穏ではない状況の中で暮らす主人公の周りで起きる事件の展開と上手く行かない状況に、苦しさを感じさせながらも面白く読むことができた。貧困な生活が舞台として描かれ、どの作品もユーモラスなでありつつもどんよりと...
仕事のない作家、学校を止めてしまった若者、住居を追い出される年金生活者など、平穏ではない状況の中で暮らす主人公の周りで起きる事件の展開と上手く行かない状況に、苦しさを感じさせながらも面白く読むことができた。貧困な生活が舞台として描かれ、どの作品もユーモラスなでありつつもどんよりと暗く、読んで単純に楽しい気分になったりする本ではなかったが、先の読めないストーリーの進み方や、この後が強烈に気になるエンディングなど、まさに短編小説の魅力満載の一冊だった。
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若干の光明がチラチラしながらあんまり救いのない灰色の町人生活を綴る短編集。朧げに幻想小説的な趣きもある。 ファンタジックな夢見心地もダウナーな灰色感もそれなりに好み。 黒人の天使のエピソードが個人的には特に印象的に残った。
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貧しさと人種と古典と軽妙さと立ち込める煤の匂い、が魔法の樽に詰まって溢れ出したみたいな短編。ママラッドを知らなかったけれど、外国文学でこんなにも目の前に風刺的なイラストが浮かんできそうな物語を初めて読んだ。 読むと自分の感情が分からなくなる。
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