商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日刊スポーツ出版社 |
発売年月日 | 2013/09/02 |
JAN | 9784817203106 |
- 書籍
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野球導
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商品レビュー
5
1件のお客様レビュー
読了、というわけでもないんだが、技術編は野球の関係者が読んでもらえればいいんだと思うので、まあ目を通したことにしておいてもいいだろう。 私は普段はスポーツ関連の本はめったに読まないのだが、この本を書いた蒲原先生には高校でお目にかかったことがあるので(通常、私の投稿では著者名を敬...
読了、というわけでもないんだが、技術編は野球の関係者が読んでもらえればいいんだと思うので、まあ目を通したことにしておいてもいいだろう。 私は普段はスポーツ関連の本はめったに読まないのだが、この本を書いた蒲原先生には高校でお目にかかったことがあるので(通常、私の投稿では著者名を敬称を略しているが、このような事情からこの投稿では先生とつけさせていただくことをあらかじめお断りしておく)、そのときの様子を思い出しながら読んだ。 第一部では蒲原先生の高校教員として、野球指導者としての半生が描かれている。1999年は公立の柏陵が甲子園まで行った年で、対中央学院戦の逆転に次ぐ逆転の様子などは、私なども現地で実際にこの試合を見ていたのでよく覚えているつもりであったが、蒲原先生としてはここは反省すべき点が多々あった試合らしい。当たり前の話ではあるがやはりただ見ているだけなのと試合の当事者では、見えているものが全く違うのであろう。その他、公立である柏陵が智弁和歌山を相手に一度は「勝てる」とさえ思ったが、浮き足立って逆転されてしまった様子についても当事者の視点で言及されている。 第二部は蒲原先生の教育者としての思想が語られている。私は教育関係の本はそこそこ読むつもりであるが、多くは教育技術・指導法もしくは科教教育(多くは理科・数学教育)に関する本で、教育論についての本はあまり読まない。この種の本は下手をするとただの説教本になってしまうからだ。しかし、私は蒲原先生から野球の指導を受けたわけではないのだが、平素の授業や生徒への人当たりなどを思い出しながら第二部を読んだ。そもそも他人の教育観なんて興味がないので、蒲原先生の教育観について私がどうこうといいたてるつもりはないのだが、蒲原先生は教育者としてなのか、それとも野球人としてなのか或いはその両方なのかは知らないがいずれにしても本人なりの理想なり憧憬なりを持っていたことは間違いないだろう。「物理と語学と共産趣味の話ができればそれでいいんだよwww」と公言してはばからない私には、教員は難しいと思った。大体オレは物理が面白いから(恐らくは世間から見たら諦め悪く)齧りついているだけで、世間から後ろ指をさされようが知ったことではない。そもそもオレに誇りなんてものはない。
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