カラダ探し(下) ケータイ小説文庫

ウェルザード(著者)

• 販売会社／発売会社: スターツ出版
• 発売年月日: 2013/09/23
• JAN: 9784883817658

商品レビュー

2024/09/30

カラダ探しの後半戦。最後まで読んだけれど、結局謎は謎のままで終わってしまったのがもったいないと思った。何故少女はカラダ探しの呪いをかけるようになったのか、結局泰蔵も呪いのひとつだったのか、そこらへんがまったく説明されないままだったのがもやもやしてしまった。前半はどうなるんだろうという期待があったけど、それの答えがこれかーって考えるとどうも納得しない。あと遥ちゃんが最後までヤバイ子として扱われてたのも可哀想だった。最近の女子高生ってこんなもんなのかな？私は違うと思うけども。

2016/04/13

上巻はキャラクターたちの心境変化の描写が急すぎて
少し違和感はありましたが、それでも得体のしれない存在から
追いまわされ、殺される恐怖や謎に迫っていく面白さが
あったと思います。

けれど、下巻での最終的な物語の終わり方がちょっと
モヤっとしました。
やはり、どうして最終的な黒幕である美紀が
このような行動をするのか？という動機が弱い。
本当の被害者たちが心境を語る機会がなく、なんとなく勢いで
ゲームが終わって、なんとなくの勢いで真の黒幕との
ストーリーに持っていかれた感じがしました。

協力者のはずの先生が、あんなに大切なことを最後の最後で
言いかけてやめたままというのもモヤッと。
女生徒に呼ばれたからという理由だけでは、言いかけて
やめる要素としては弱かったように思います。

ラストの伏線回収（耳をふさいで放送を聞いていない、
からだ探しに参加させられた人たちの見た目も
含めた年月経過など）は納得させられて面白かったです。