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能はこんなに面白い!
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能はこんなに面白い!

内田樹, 観世清和【著】

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能はこんなに面白い!

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2013/09/17
JAN 9784093883115

能はこんなに面白い!

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商品レビュー

4.1

11件のお客様レビュー

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2023/09/05

能についての対談集 能が具象的なものを取り除いて、演じることで観る者が、その余白部分を想像力で完成させることが日本の美の特徴であるという言葉が腑に落ちた。 能は高尚で分かりにくいイメージがあったが、憑依的な芸能であり、たとえシテ役が倒れても舞台を後見が終わらせるといったことや...

能についての対談集 能が具象的なものを取り除いて、演じることで観る者が、その余白部分を想像力で完成させることが日本の美の特徴であるという言葉が腑に落ちた。 能は高尚で分かりにくいイメージがあったが、憑依的な芸能であり、たとえシテ役が倒れても舞台を後見が終わらせるといったことや、能を舞っていて、空間の密度が濃くなるといった実践しなければ分からない世界が語られていて興味を持った。 「寒天の中で動く」状態は観ているものにも、感じられるものなのだろうか。体験してみたいと感じた。 初心者にも、とっつきやすく、能を観に行きたくなった。

Posted by ブクログ

2018/07/01

観世宗家の観世清和 氏と 内田樹 氏が能の魅力を語った対談集。能の魅力、世阿弥のことを わかりやすく解説。能を見るのに想像力は必要みたいだけれど、文学に似ているのかも。「熊野」「松風」見てみたい 能の魅力(能とは何か) *日本人の心の原点 *人を供養する *省略を美とする演劇〜...

観世宗家の観世清和 氏と 内田樹 氏が能の魅力を語った対談集。能の魅力、世阿弥のことを わかりやすく解説。能を見るのに想像力は必要みたいだけれど、文学に似ているのかも。「熊野」「松風」見てみたい 能の魅力(能とは何か) *日本人の心の原点 *人を供養する *省略を美とする演劇〜観る者の心の中に人の苦悩や自然の美が再現できる *表現者同士のズレが 表現の奥行きとなる→表現がぶつかり合い新しい価値が生まれる *型から入る〜美しい型ほど美しい心が宿る *生活感、生々しさのある美意識 世阿弥 *初心忘るべからず→ 初心=自分の技量の未熟さ→命に終わりがあっても 芸に終わりはない *芸を花に例えた→地獄を見るような稽古をしないと花は開かない→花の世界=芸術というより職人的な世界 *離見の見=自分の目で自分の背中を見る感覚 *世阿弥は 足利義満と良好な関係を築く処世に長けていた 「母語の貯水池」日本人にとって 日本語で創造したものしか世界標準にならない

Posted by ブクログ

2016/06/26

「能は、難しい舞台で、自分には関係のない世界。」というのが、以前の自分の考え。 歌舞伎や日本舞踊には触れる機会があっても、能に触れる機会が今までになかったので、余計にそう思っていたのかもしれない。 それが、不思議な縁で、能のワークショップへ3回ほど参加をさせていただき、秋には、...

「能は、難しい舞台で、自分には関係のない世界。」というのが、以前の自分の考え。 歌舞伎や日本舞踊には触れる機会があっても、能に触れる機会が今までになかったので、余計にそう思っていたのかもしれない。 それが、不思議な縁で、能のワークショップへ3回ほど参加をさせていただき、秋には、人生初の公演を拝見に行くことに。 こうなると、「能とはなにか?」を知っておかないと。。。と、思い、この本を読んだ。 能は、自分が思っていたほど、固くもなく、難しいものでもないのかもしれない。というのが、読み終わりの印象。 公演を目で観る、謡を耳で聴く。という観点だけをとったら、現代語ではない能は、やはりハードルが高くなると思う。 ただ、五感とは違うところで感じるように公演を体験すると、そこには、引き込まれるものがみえてくるような感じがした。 著者の中で、『演じている最中は、何かが憑依している状態』、『元が、神様へ奉納するものであった』ことが書かれていたので、余計に「五感とは違うところ使って体験する」と感じたのだが。 他の文化にはない、『負けた者が主役』という点も、かなり興味が湧いた。 特に、『松風』が観てみたくなった。 また、世阿弥が、単なる能の創始者ではなく、とてもハートフルな器用な天才出会ったことがわかり、世阿弥にとても興味が湧いている。 本著の文化の話の中で、ベトナムが、チュノムという独自の国字から、アルファベット表記になったことで、起こった弊害の話が出ていた。 『「アルファベット表記にしたおかげでたしかに便利になったけれど、残念なこともある。それは、少し前の先祖が書いたものを読めないことだ」と言っていました。自分の祖父祖母の日記や手紙でも、もう読むことができない。日本でもお寺や神社仏閣に行くと、縁起を記した石碑とか扁額がありますよね。おなじようなものがベトナムでもあるんですけれど、若い人はもうそれを読むことができない。』 お能の謡を習わせていただいた時の文字。先生から全ての読み方を教えていただかないと読めない文字が多かったことを考えた時、日本も同じだ。。と、思った。 昔の文化を知る術である文字が読めない。これは、致命的であり、とても寂しいことだと感じる。 どうやったら、それを防げるのか?は、わからないが、一人でも多くの人が、昔の文化を大事に伝えるためにも、昔の文化「字」を知る必要があると感じる。 この本は、能ってなによ?どこが面白いのよ?と疑問に思った方が読むと、とても面白いと思う。 そして、自分も体験してみたくなる(実際に習ってみたり、舞台を観に行ったり)のでは?

Posted by ブクログ

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