商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2013/09/17 |
JAN | 9784093883115 |
- 書籍
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能はこんなに面白い!
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能はこんなに面白い!
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商品レビュー
4.3
10件のお客様レビュー
能についての対談集 能が具象的なものを取り除いて、演じることで観る者が、その余白部分を想像力で完成させることが日本の美の特徴であるという言葉が腑に落ちた。 能は高尚で分かりにくいイメージがあったが、憑依的な芸能であり、たとえシテ役が倒れても舞台を後見が終わらせるといったことや...
能についての対談集 能が具象的なものを取り除いて、演じることで観る者が、その余白部分を想像力で完成させることが日本の美の特徴であるという言葉が腑に落ちた。 能は高尚で分かりにくいイメージがあったが、憑依的な芸能であり、たとえシテ役が倒れても舞台を後見が終わらせるといったことや、能を舞っていて、空間の密度が濃くなるといった実践しなければ分からない世界が語られていて興味を持った。 「寒天の中で動く」状態は観ているものにも、感じられるものなのだろうか。体験してみたいと感じた。 初心者にも、とっつきやすく、能を観に行きたくなった。
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「能は、難しい舞台で、自分には関係のない世界。」というのが、以前の自分の考え。 歌舞伎や日本舞踊には触れる機会があっても、能に触れる機会が今までになかったので、余計にそう思っていたのかもしれない。 それが、不思議な縁で、能のワークショップへ3回ほど参加をさせていただき、秋には、...
「能は、難しい舞台で、自分には関係のない世界。」というのが、以前の自分の考え。 歌舞伎や日本舞踊には触れる機会があっても、能に触れる機会が今までになかったので、余計にそう思っていたのかもしれない。 それが、不思議な縁で、能のワークショップへ3回ほど参加をさせていただき、秋には、人生初の公演を拝見に行くことに。 こうなると、「能とはなにか?」を知っておかないと。。。と、思い、この本を読んだ。 能は、自分が思っていたほど、固くもなく、難しいものでもないのかもしれない。というのが、読み終わりの印象。 公演を目で観る、謡を耳で聴く。という観点だけをとったら、現代語ではない能は、やはりハードルが高くなると思う。 ただ、五感とは違うところで感じるように公演を体験すると、そこには、引き込まれるものがみえてくるような感じがした。 著者の中で、『演じている最中は、何かが憑依している状態』、『元が、神様へ奉納するものであった』ことが書かれていたので、余計に「五感とは違うところ使って体験する」と感じたのだが。 他の文化にはない、『負けた者が主役』という点も、かなり興味が湧いた。 特に、『松風』が観てみたくなった。 また、世阿弥が、単なる能の創始者ではなく、とてもハートフルな器用な天才出会ったことがわかり、世阿弥にとても興味が湧いている。 本著の文化の話の中で、ベトナムが、チュノムという独自の国字から、アルファベット表記になったことで、起こった弊害の話が出ていた。 『「アルファベット表記にしたおかげでたしかに便利になったけれど、残念なこともある。それは、少し前の先祖が書いたものを読めないことだ」と言っていました。自分の祖父祖母の日記や手紙でも、もう読むことができない。日本でもお寺や神社仏閣に行くと、縁起を記した石碑とか扁額がありますよね。おなじようなものがベトナムでもあるんですけれど、若い人はもうそれを読むことができない。』 お能の謡を習わせていただいた時の文字。先生から全ての読み方を教えていただかないと読めない文字が多かったことを考えた時、日本も同じだ。。と、思った。 昔の文化を知る術である文字が読めない。これは、致命的であり、とても寂しいことだと感じる。 どうやったら、それを防げるのか?は、わからないが、一人でも多くの人が、昔の文化を大事に伝えるためにも、昔の文化「字」を知る必要があると感じる。 この本は、能ってなによ?どこが面白いのよ?と疑問に思った方が読むと、とても面白いと思う。 そして、自分も体験してみたくなる(実際に習ってみたり、舞台を観に行ったり)のでは?
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今年は能を観に行く機会が3回あった。何も知識が無いので色々知りたいと思いこの本を手にした。観阿弥・世阿弥のご子孫であり観世流の家元である観世清和さんと内田樹さんの対談。内容はまあまあ。観世さんに比べて内田さんの発言の軽さが気になった。でも結果的に能や日本文化にもっと興味を持てたの...
今年は能を観に行く機会が3回あった。何も知識が無いので色々知りたいと思いこの本を手にした。観阿弥・世阿弥のご子孫であり観世流の家元である観世清和さんと内田樹さんの対談。内容はまあまあ。観世さんに比べて内田さんの発言の軽さが気になった。でも結果的に能や日本文化にもっと興味を持てたので、取っ掛かりの1冊として読んでよかった。
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