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朱子学と陽明学 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2013/09/12 |
JAN | 9784480095695 |
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朱子学と陽明学
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朱子学と陽明学
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商品レビュー
3.8
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放送大学の講義がベースになっているだけあって、短いけれど読み応えがある。ある程度儒教の予備知識があって、だけれども朱子学と陽明学の本質的な違いがあやふやな初学者にとっては非常に有用である。 これを読むと原儒と宋学以降の儒教は別物であり、それらの差に比べれば朱子学と陽明学は親戚のよ...
放送大学の講義がベースになっているだけあって、短いけれど読み応えがある。ある程度儒教の予備知識があって、だけれども朱子学と陽明学の本質的な違いがあやふやな初学者にとっては非常に有用である。 これを読むと原儒と宋学以降の儒教は別物であり、それらの差に比べれば朱子学と陽明学は親戚のようなものであることがわかる。朱子学も陽明学も治国、平天下が関心事で、その目的に至るアプローチに若干の違いがある感じ。一方で原儒は宗教だ。朱子学は静坐格物で読書と沈思、陽明学は致良知で善の実践という違いがあるが、本質的には政治哲学の一部。仏教や道教との違いも詳しく解説されている。 これで頭の中がスッキリした。
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放送大学の教材を改稿した本で、朱子学と陽明学を中心に宋代以降の中国思想史をわかりやすく解説しています。 本書とおなじタイトルで、名著として知られる島田虔次の『朱子学と陽明学』(1967年、岩波新書)がありますが、本書は「文庫版まえがき」で書かれているように、朱熹や王守仁らを「研...
放送大学の教材を改稿した本で、朱子学と陽明学を中心に宋代以降の中国思想史をわかりやすく解説しています。 本書とおなじタイトルで、名著として知られる島田虔次の『朱子学と陽明学』(1967年、岩波新書)がありますが、本書は「文庫版まえがき」で書かれているように、朱熹や王守仁らを「研究対象として突き放す立場」をとるとともに、「過去に存在した思想教説を彼らの意図に即して解析する」という方法にもとづいています。とくに、それぞれの思想家たちが彼らの生きた思想状況のなかで抱えていた問題にどのように対処しようとしていたのかという意図をあぶり出し、そこから思想形成にいたる過程を、ある意味では「覚めた」視線で書かれているのが印象的でした。 中国思想史に対する関心を読者の心のなかに呼び起こすような本ではありませんが、中国思想史のなかで重要な位置を占める朱子学と陽明学の二つの流れを概観するうえでは、有益な入門書ではないかと思います。
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