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捨ててこそ 空也
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捨ててこそ 空也

梓澤要(著者)

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捨ててこそ 空也

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2013/08/22
JAN 9784103345312

捨ててこそ 空也

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商品レビュー

4.2

15件のお客様レビュー

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2024/01/25
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 京都市東山区の六波羅蜜寺所蔵の立像で有名な平安時代中期の僧・空也を主人公とした歴史小説。  特定の人類を中心に据えた歴史小説において、空也のような出自や生涯が未詳な人物は大きなネックだろうが、そこを「醍醐天皇の皇子だった」・「平将門と親交があった」等の大胆な創作で補っている。また浄土教や念仏信仰といった当時の日本仏教を可能な限り平易な表現を用い、空也の宗教活動や功績を描いている。多数登場するオリジナルキャラクターがドラマを盛り上げる。  政情は安定せず、民は飢饉や疫病に苦しめられ、仏教界は貴顕に阿り自らの富や権力を増やすことばかりに終止する時代に、官僧としてではなく聖として超宗派的に活動する空也の姿は、宗教者としての本来的な在り方に映った。

Posted by ブクログ

2023/03/13

思わぬ雑事が続き、ようよう読破。 本書の空也は醍醐帝の落胤説が採用されている。 藤原忠平の嫡男、実頼との交流はいい感じだが、実頼の異母弟・師氏はいくら何でも、ちょっとカジュアル過ぎないか(笑)?

Posted by ブクログ

2022/09/24

自分も空也になった感覚で読み進む。自分の心にある嫉妬や他者に対する付き合い方など欲まみれな自分を空也は自分で考えてどうするのかを教えてくれた。しかも空也自身も心の葛藤をさらけだしているので身近に感じる。久々に生きることの意味を考えさせてくれた本に出会う。

Posted by ブクログ

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