雲のかたち立体的観察図鑑

村井昭夫【文・写真】

• 販売会社／発売会社: 草思社
• 発売年月日: 2013/07/18
• JAN: 9784794219886

商品レビュー

2019/08/03

飛行機から眺めた雲写真集。
上から見た雲の写真はなかなか見れないので楽しい。平地や海に映った雲の影もまた味がある。
飛行機に乗る時は窓際が必須と思わせる一冊。

2018/10/28

【由来】
・amazonでたまたま

【期待したもの】
・雲好きだからね。まず図書館で読んでみて、よければ買っちゃう。

【要約】
・

【ノート】
・著者が訳した「驚くべき雲の科学」と比べると、写真のスケールの小ささが際立つ。雲は大きく分けると10種類に分類できるが、本書は、その基本を平易に解説しているという感じ。あまり体系的ではなく、その点では「雲の図鑑」や「気象観察ハンドブック」の方が上。初心者向けの文章であるにも関わらず、雲の読み仮名が書かれていないのはちょっと不安。この点で「雲の図鑑」は親切。

・研究者ではあるが、プロの撮影かではない著者が、普通の飛行機に登場した時に撮影したということなので、その意味でも写真のショボさは仕方がないか。

・ウリであろう雲の写真のステレオグラムの試みは面白いと思うが、いかんせん、写真がショボい。これも仕方がないが、雲の立体感だけが持つ壮大さを見せたいのであれば、もう少し頑張ってほしかった。

2013/12/13

いろいろな形の雲がたくさん見られて楽しいです。
解説も詳しいので、観賞だけでなく気象状況と共に知りたい人には
もってこいの一冊です。

お題になっている「立体的観察」ですが、３Dで見るためにちょっとだけ
角度を変えて撮影した写真を２枚並べて視点を歪ませて眺めてみる
仕掛け？となっております。
うまくできたらなるほど、ちょっと奥行きがでる感じで雲に高低差が
あるのがわかったり手前と奥の雲との距離感や遠近感が感じられたり
しておもしろいのです。が、うまく出来ないと具合悪くなります（笑）
やりすぎ注意。

なので、３D観賞用写真を一度の観賞で全部をいっぺんに見ようとすると頭痛くなります。
自力で視点を歪ませるんではなく、３Dグラスのようなものをつけるなど
の工夫があったほうがよかったんでは、と個人的には思います。
でもそれだとお値段的にきびしくなってしまったかな？…

３D状態で見なくても十分に美しい雲をたくさん楽しめます。