カープ“投手王国"再建へ 宝島社新書

大野豊【著】

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2013/07/10
• JAN: 9784800210739

商品レビュー

2014/02/23

投手王国だった広島カープの投手コーチだった大野豊氏の自叙伝的広島カープ愛を感じさせる本。

内容は、自分の投手歴、周りにいた往年の名投手達、コーチとしてみた今のカープの投手達、コーチとして2度のオリンピックコーチとしての経験などを記している。

もちろん、経験があることに越したことはないが、コーチとして人を育てることは選手とはまた違うものだと節々で感じた。

2013/10/20

カープ一筋、前世代のエース、大野豊投手（コーチ）が現役時代、コーチ時の思いを語っている。

テスト生からタイトルを取るほどの一流選手に這い上がってきた経験が選手を指導する立場として生きてる。
今年カープは投手力が安定しAクラスに入った。
昨年までコーチをしていた大野の教えがいきたこともあるだろう。
あとは、著者が期待しているとおり、若手左ピッチャーの育成が重要だろう。

現役時代には年を追うごとに着実に実力をつけきた大野投手。コーチとしても着実に実力をつけてきている。
もう一度、カープのユニフォームを着てコーチでがんばってもらいたい。

2013/07/15

この本は大野豊さんが現役時代、カープの黄金期だった頃の投手陣と、
2010〜2012年のコーチ時代関わった現役の選手たちについて書いてある。

投手王国再建へとタイトルに書いてある為、再建方法について書かれていると思い、本書を手に取った。
ただ書かれている内容としては選手の特徴やこれまでの成績など内容として目新しいものはない。

コーチ時代についても関わった選手の性格などについて、大野さんが感じた事を書いているようだが、少し内容が薄く感じ、物足りなさが有った。

再建と書いてあるのだから、読者を納得させるような内容があるのだろうと読み進めたが、
結びの言葉が主力選手が機能する事、また主力選手以外の投手が鍵を握ると書いてあった。
それはカープに限らず、不振にあえいでいるチームに言える事であって、カープならこう再建した方がいいだろうという前投手コーチの大野さんの意見をもっと前面に出してほしかった。

少し気になっている人は書店で手に取って、中身を読んでから購入の検討をした方がよいと思う。