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漢字からみた日本語の歴史 ちくまプリマー新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2013/07/10 |
JAN | 9784480689016 |
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漢字からみた日本語の歴史
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漢字からみた日本語の歴史
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
日本語を表記するため漢字を用いたことから、日本語は漢字を通して中国語の影響を受け、中国語由来の日本語「漢語」が生まれる。また漢語に和語をつきあわせるためにルビをふったりすることは、昔から相当自由に行われていたのであり、夏目漱石が多用する自由なルビもその流れの中のことで特別なことで...
日本語を表記するため漢字を用いたことから、日本語は漢字を通して中国語の影響を受け、中国語由来の日本語「漢語」が生まれる。また漢語に和語をつきあわせるためにルビをふったりすることは、昔から相当自由に行われていたのであり、夏目漱石が多用する自由なルビもその流れの中のことで特別なことではない。考えてみれば今でも外来語(「コンプライアンス」とか)に和語・漢語のルビを振ったりすることはよくある。 言葉と文字の関係について誠実に研究してきた著者の日本語を見る目はユニーク。語り口が慎重すぎてわかりづらくなっているところもあるが、昨今の雑で乱暴な論の展開が多い新書の世界にあっては、むしろ好感がもてる。
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書き言葉としての日本語の成立過程。説明が丁寧でいいな。『百年前の日本語―書きことばが揺れた時代』(岩波新書)と同じ著者なのね。
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日本語は4種類の文字を使用していると小学校の時に教えられた。 漢字、ひらがな、カタカナ、アラビア数字の4つだ。現在だとアルファベットも、これに入るかも。 なかで漢字は特別で、日本語は最初漢字のみで表記されていた。今では考えられないけど、表音文字として利用されていた。万葉集...
日本語は4種類の文字を使用していると小学校の時に教えられた。 漢字、ひらがな、カタカナ、アラビア数字の4つだ。現在だとアルファベットも、これに入るかも。 なかで漢字は特別で、日本語は最初漢字のみで表記されていた。今では考えられないけど、表音文字として利用されていた。万葉集が確かにそうだもんね。これが中国語の字義と近しかったりすると漢語として日本語になっていったのだそうな。逆に表意的に運用されて根付いた語もあるわけだ。 漢字を使うことで中国語から日本語へことばが流入したが、逆もあったらしい。やまとことばの「おおね」に「大根」をあてたので「だいこん」。つまり大根は漢語ではないわけだ。 漢字の使われ方を古今の漢字辞書を通して、丁寧に解説している。無理に結論づけないところも清潔だ。 ゆったりとした文章の運びをする著者の生年を見て驚いた。自分と同じである。己の乱暴な文章が情けなく思えた。
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