- 新品
- 書籍
- 書籍
法服の王国 小説裁判官(下)
1,980円
獲得ポイント18P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 産経新聞出版/日本工業新聞社 |
発売年月日 | 2013/07/13 |
JAN | 9784819112161 |
- 書籍
- 書籍
法服の王国 小説裁判官(下)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
法服の王国 小説裁判官(下)
¥1,980
在庫なし
商品レビュー
4.3
16件のお客様レビュー
2人の立場の異なる(一人は現場回り、もう一人は最高裁事務局を中心とするエリートコース)裁判官を主人公とした小説。 2人の学生時代から裁判官としての終点までを、周囲の人々の人生模様も織り交ぜながら、重厚に描いている。2分冊でかなりの分量だが、苦も無く読み進めることができた。在るべき...
2人の立場の異なる(一人は現場回り、もう一人は最高裁事務局を中心とするエリートコース)裁判官を主人公とした小説。 2人の学生時代から裁判官としての終点までを、周囲の人々の人生模様も織り交ぜながら、重厚に描いている。2分冊でかなりの分量だが、苦も無く読み進めることができた。在るべき裁判官、司法とはいかなるものか、について考えさせられた。 (おそらく)周密な取材の上に書き上げられたノンフィクション小説のような側面も持ち合わせており、戦後の司法の在り方や原発訴訟の実態などを知ることができるという知的面白さもあった。
Posted by
小説の進行と呼応するかのように、現実の世界で、四国電力伊方原発の運転差し止め判決が広島高裁から出た。偶然の出来事に驚きつつも残りを一気に読み終えた。政治からの影響を受けることなく、いかに裁判所判断の独立性、公平性を担保するかが、3人の主人公の軌跡を通して綴られていく。法律や技術を...
小説の進行と呼応するかのように、現実の世界で、四国電力伊方原発の運転差し止め判決が広島高裁から出た。偶然の出来事に驚きつつも残りを一気に読み終えた。政治からの影響を受けることなく、いかに裁判所判断の独立性、公平性を担保するかが、3人の主人公の軌跡を通して綴られていく。法律や技術を熟知した展開には、フィクションとは思えないリアルな迫真力があり、読み応えがある。
Posted by
正直、読み手を選ぶ本だ。裁判所、裁判官に興味がない人や裁判特有の専門用語、さらには原発問題に予備知識がない人が読むと、ちっとも面白くないだろう。しかし、法曹の世界を目指す人、すでに身を置いている人たちにとっては、必須の書になるはずだ。昭和30年代から平成23年の東日本大震災までの...
正直、読み手を選ぶ本だ。裁判所、裁判官に興味がない人や裁判特有の専門用語、さらには原発問題に予備知識がない人が読むと、ちっとも面白くないだろう。しかし、法曹の世界を目指す人、すでに身を置いている人たちにとっては、必須の書になるはずだ。昭和30年代から平成23年の東日本大震災までの事件や判例を実在の人物をもとに歴史書のように丁寧に綴りながら、一人ひとりの裁判官がどのような立場にあり、どのような苦悩の中で、裁判を指揮し判決を書いているのかとてもよく分かる。全体を通して分かるのは、裁判官一人ひとりは完全独立であることと、同時に、裁判所も一つの役所であること。その両立は絶妙なバランスで成り立っている。裁かれる者にとってはどちらでも構わないが、裁判官が違うことによってまったく逆の判決が出る場合があることを良しとする考え方は、救いがあるような気がする。
Posted by